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『三人吉三』だより

無事におわりました。

平成20年の幕開けの京都南座公演もどうにか千穐楽を迎え、
今年初めて自宅でゆっくりしています。
考えてみればこのお芝居では、
平成元年の5月国立劇場で「おとせ」をさせていただき、
平成10年から「お嬢」を勤めていますが、
その「お嬢」も300回を数えさせていただきました。

大川端の場
<左からお嬢=國太郎・お尚=矢之輔・お坊=菊之丞>
一つのお役をこんなにも演じさせていただける事はまさに役者冥利につきます。
これもご覧いただくお客様あっての事と、
心より御礼申し上げます。
しかしお芝居というのはなかなか大変で、
これだけやってもまだまだ遣り残したことがあるような、なかなか完成品にはいたりません。
自分の努力不足を反省しつつ、これからも演じ続けていければと思っています。

さてその南座公演ですが、
今回初めて梅之助・圭史両先輩が出演しない、
いわゆる第三世代の当代での責任公演でしたが、
どうやらご覧いただいた皆様の評判も良く、ほっとしております。
特に今回は若手のがんばりが目覚しく、
大切りの立ち廻りは本当に派手で、
お楽しみいただけたかと存じます。
大切りの立ち廻り
序幕の20年振りに復活させた「西河岸の場」は、
若手みんなで振り付けし練り上げた場面です。
序幕 西河岸の場
初日の引っ込みで拍手がきた時は「やった〜!」といった感じで、今回の公演の手応えを感じました。
この勢いを持続し続けながら、みんなで前進座を盛り上げていきたいものです。

南座さんとはこれも今回初めてだったのですが、
出演者・表方さん・裏方さんと今回の公演に関わっている全員で「中日パーティー」をいたしました。
毎日顔は合わせていてもなかなか話す機会がなかったのですが、親睦も深まり、とても楽しいひと時を過ごさせてもらいました。
南座の吉浦支配人、ポケットマネーで会を盛り上げてくださいましてありがとうございました。
「よっ!男伊達!」
そして忘れてはいけないことがもう一つ。
初めてツケ打ちをした演出部の小野君に、
京都営業所長・前窪との連名で「がんばりま賞」を送っていただいた優しさにも深く感謝いたします。

両花道


ところでこの公演は南座だけではありませんでした。
実は千穐楽の翌日に山梨県の富士吉田で、一日だけ巡演をしてきました。
若手は南座の積み込みが終わるとその足でバスで移動し、
年配6名(実は私もその一人です・・・)は東京に帰り当日にバスで移動しましたが、
東京は2年振りの大雪で一体どうなることかと思いました。
富士吉田公演は雪でした。
しかし何事もなく移動もでき、無事に公演を終了させることができました。
簡保の皆様、
大雪の中をお越しいただきましてありがとうございました。
また職員のみなさまお疲れ様でした。

翌日24日の富士山

座友でこの公演に出演していただいた靖之介先輩、小佐川先輩、若い一座を締めて下さり本当にありがとうございました。
日本一の富士の山
<いつも見守ってくれている気がします。日本一!>
2008年 1月 26日                                                             河原崎國太郎

『三人吉三』だより

千穐楽のつどいにて…
京都南座の『三人吉三巴白浪』公演は、
1/22無事千穐楽を迎えることができました。
この公演に携わっていただいた皆様、
ご覧いただいた皆様に心より感謝いたします。
本当にありがとうございました。

千穐楽の日の朝には「千穐楽のつどい」があります。
出演者、スタッフが会し、
お祝いの言葉をいただいたり、お礼の言葉を交わしたりします。
そんな中、南座の吉浦支配人様と前進座京都営業所・前窪所長からなんと、
つけ打ちの小野くんに表彰状の授与がありました。
賞はその名も「がんばりま賞」!
お二人のサプライズ企画にみんな感動し、
大変素晴らしい千穐楽の集いとなりました。
と、いうことで小野くんの受賞コメントです。


「この度は、
特別にこのような賞をいただいてありがとうございます。
自分としては、失敗ばかりして、なかなか成果があげられない毎日でしたので、
賞をもらうなんてとんでもないという思いでいっぱいですが、
2ヶ月間という短い期間でしたが、
誠実に努力したことを評価してもらえたことはすごく嬉しいです。
ただ、努力したといっても、
座の皆さんが支えてくれたからできたことなので、
ぼく一人の力でできたことではありません。
なので、『三人吉三』に関わったすべての方々に、
感謝の思いでいっぱいです。
今後も、みんなで力を合わせて、悪戦苦闘しながら、
人間的なつながりがより深く、濃くなれる芝居創りができたら素晴らしいと思います。」

小野君と表彰状

がんばりま賞  表彰状文面

☆松永ひろむ・記☆

『三人吉三』だより

南座の『三人吉三』公演も最終盤!

矢之輔、菊之丞、國太郎の『三人吉三』はこの公演中に300回を数えます。

明日1/22が千穐楽です!
どうぞ皆様お誘い合わせてご覧ください。

ここでBGM、「MY FAVORITE THINGS」
上品なN塚K三さん風で…

…江戸歌舞伎の大問屋、河竹黙阿弥は、
100歳以上年下の人達が自分の作品を演じ続けていると想像しただろうか……
…そうだ、京都、南座 いこう。


☆松永ひろむ・記☆

■◇■◇■南座らいぶらりぃ■◇■◇■
正面看板 1  正面看板 2

  劇場正面の提灯  正面ロビー

美しいライトとカーペットのロビー  売店の手拭い

  ロビーの南座正面模型  ロビーの“南座の歴史”

ロビーの勧進帳  ロビーの絵画

  下手花道  上手花道

上手側桟敷席  上手前より見た客席

  高く大きい客席の天井



『三人吉三』だより

杏佳 公演日記

『三人吉三』に初めて出演したのは入座した年の冬でした。
年末に前進座劇場で公演し、初春は京都で公演。
入座して最初のクリスマス・イヴは『三人吉三』公演でしたf^_^;

京都公演も、当時は祇園の歌舞練場でした。
楽屋は舞妓さん達のお教室を使わせて頂いておりまして、
舞台に行くには5〜6メートル外を歩いていかなければならないのですが…
寒かったなぁ。
私は大切の『黒四天』一役で、
あとはず〜と『お嬢吉三(芳三郎さん)』の助手をしておりました。
吉祥院から大切にいくところで拵を変えるのですが、
舞台上手には拵場を作るスペースが無くて、
舞台裏をグルリと囲む縁側みたいな所で衣裳を変えておりましたが、
寒かっただろうなぁ…。
あの年は雪もよく降ってたし…(ぶるぶる)。

宿泊先の旅館、三が日は部屋数が足りなくて10人近いメンバーで泊まってたなぁ。
あれから16年経つのか…。
今は、劇場も南座に移り宿泊先もホテルでシングル。
おまけに楽屋も個室まで頂いて…。
そして何より『おとせ』役を勤めさせて頂いて!
随分変わったなぁ。
元旦から比較的暖かく穏やかな京都ですが、今日は朝から雪がちらほら。
楽屋の窓から雪を見ながら懐かしさに浸ってしまいましたf^_^;

さて。
ホテルに戻ってからは、大好きなバンド『グループ魂』のライブ観て一人で盛り上がってま〜す!


   ★ xing jia ★

『三人吉三』だより

南座初芝居!

皆さんこんにちは。上滝啓太郎です。
京都南座初春公演『三人吉三巴白浪』も間もなく半分を終えようとしています。

劇団前進座は毎年正月京都の南座と吉祥寺前進座劇場で公演をしているのですが、現在4年目の私、上滝は実は初めての南座出演なのです。

南座の楽屋というのはたいへん複雑な間取りとなってまして、エレベーターと階段で上ったり下がったりのまるで迷路のようなところなのです。
慣れるまで大分かかりましたね。

それから、噂にはきいていましたが、さすがに京都の冬は寒いですね。
小雪の舞う日もあり、冬らしい冬を満喫してます。

さて、今回の僕の役どころなのですが
序幕「両国橋西河岸の場」で、
見物人の役で去年5月の「毛抜」以来の女形をさせて頂いております。
役柄は武家女房です。
上品な大人の女性を演じられたらと思っております。
それから、大詰め「本郷火の見櫓の場」の黒四天で立回りを。
あと、姿は見せませんが、
「大川端」のお嬢吉三の「月も朧に白魚の〜」で始まる名台詞の中で
上手より「おん厄祓いましょう、厄落とし」
という声が聞こえてきます。
これは、昔節分の時期に、縁起の良い厄払いの言葉を言いお金をもらっていた、
一種の大道芸のようなものです。
その厄払いも僕がやっています。
これから御覧になる方は是非そちらにも耳をすませていただけると嬉しいです。

幕開きの扮装にて

☆上滝啓太郎:記☆

『三人吉三』だより

皆様、遅れ馳せながらあけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

諸事情により、初日に南座におりましたので、
『三人吉三』班のメンバーではありませんが
しかもとっても遅くなってしまいましたが、
初日レポートを。

さて、東京とおなじ日に初日を迎えました
京都南座公演『三人吉三巴白浪』。
いつもなら寒い寒い冬の京都も、心なしかあたたかく、
晴れ渡った空が初日を祝ってくれているようでした。

看板

初日です


開演前には、公演の成功と、
新しい年の皆様の御多幸をお祈りしての鏡開きが、
やはり京都でも行われました。

鏡開き
↑左から、國太郎・矢之輔・菊之丞

手締め
↑同じく、亀井・矢之輔・國太郎・菊之丞・杏佳

司会
↑司会の中嶋

 * * *

そしていよいよ幕があき…
ここからは、書けば書くほど手前味噌。
実際に皆様の目で確かめていただいたほうがよいでしょう。

でも、もし「歌舞伎って難しいよね」と
二の足を踏んでいらっしゃるとしたら、
これだけはお伝えしておきたいです。

□三人吉三はおもしろい□

わかりやすく、それなのに緻密に計算されたドラマ、
見た目の美しさ…意外と敷居は高くありません。
ぜひ一度、劇場へお越しくださいませ!


<映放宣伝部 山本響子>

『三人吉三』だより

ツケ打ち修業レポート

エー、
京都南座初春特別公演『三人吉三巴白浪』の初日も無事終り、
班一同ホッとしたらしく、公演だよりの寄稿を依頼された、
演出部の小野文隆です。

私、今『三人吉三』でツケを打っております。
ツケとは歌舞伎で立ち廻りや見得をするときバシバシ音が出る、例のあれです。
簡単な説明ですいません。

そして、このツケを打つ人を「ツケ打ち」といって、
この人はそこらへんをプラプラ歩いてる人をつかまえて
「ツケ打ってくれる?」と頼んでやってもらうのではなく、
しっかりと基礎から学び、
技術と経験を積み上げた人がやります。

というわけで、技術と経験を積みに、
私、一ヶ月ツケの修行をしに、
先月・12月に京都南座の顔見世に、
放り込まれました。

外部のお芝居に就くことは新鮮で、
いろんな違いも知ることができ、
とても勉強になりました。

いろんな方に話をうかがいました。
お芝居も袖からずーと見てました。
ついでに、役者さんと写真も撮りました。

別に遊びに行ったわけではありません。

朝早くからツケの練習をして、
その後大道具の手伝いをして、
終演後、またツケの練習をするという毎日はヘコタレそうでしたが、
大道具さん達の怖い励ましもあり、
技術の面はまだまだですが、
何とかやり遂げることができました。

ツケ打ち専門の方の技術というか芸はものすごく、
こりゃーちょっとやそっとやったくらいじゃ足りないわと思い知らされましたが、
できる限りのことを教わり、
たいへん勉強になりました。

この交流を期に、
あらゆる分野で、
こんな機会をもっと設けられたらすばらしいと思います。

今回の『三人吉三』はツケを打つ箇所が多く、
大変であり、重要です。
ツケはバシバシと音がしますが、
その中でも、
お芝居の流れや内容、
役者さんの心情や呼吸などによってさまざまに変化させていかなければなりません。

『三人吉三』を観にこられた際には、
ツケの音も意識してお芝居を観て頂いたら、
面白みがさらに増すこと間違いありません。

ついでに、私の修業の成果も見ていただけたら光栄です。
でも、あまり見られると緊張して間違えてしまうので
ほどほどにお願いします。

ツケ打ち稽古に燃える小野君
<年末最後の稽古で…>


【小野文隆☆記】

『三人吉三』だより

あけましておめでとうございます!
南座の『三人吉三』も無事初日を迎えることができました。
ありがとうございます。

朝は南座正面で出演俳優による鏡開きがありました。
いつでも初日は、
期待や緊張などいろんな思いで胸が高鳴ります。
今回は、
新しく加えた序幕の「西河岸」の場面からなかなか盛り上がり、
大変いい雰囲気でのスタートだったと思います。

お正月の!京都の!南座で!
お芝居ができる・観られるということは、
とても幸せなことだと思います。
ホント風情があっていいものですョ。
皆様ぜひお誘い合わせでご覧ください!


夜の南座 1  夜の南座2
          <夜の南座>
☆松永ひろむ・記☆

『三人吉三』だより

京都南座「三人吉三」は稽古も大詰めとなりました。
お芝居の稽古の合間には、いろんな会議があったり、
長唄の稽古をしたり、
富士山のそばの劇団倉庫に大道具を取りに行ったりと
あわただしく過ごしています。
行く度に表情を変える富士山

なかなか稽古場だよりを出せなくて申し訳ありません。
「謎の潜伏期間」だったと思ってください。
「謎の潜伏期間」のあとにはものすごい爆発が待っていますよ!
なーんて大口たたいちゃいましたが、みんな燃えているのは本当です!
今回の「三人吉三」は南座のいつもの花道と別にもうひとつ花道を使います。
前進座劇場の花道


稽古用 前進座劇場上手花道

ダブル花道で「ド迫力!」を楽しんでいただけると思います。

ぜひお誘い合わせで南座公演をお楽しみください。
そしてよい一年のスタートにしていただきたいです。



■松永ひろむ・記■

Appendix

劇団前進座

怒る富士

2008年5月国立大劇場
怒る富士

★2008年
5月11日〜24日
■三宅坂国立劇場大劇場
■お問合せ
前進座東京営業所
TEL. 0422-49-2811
(10:00〜18:00 / 日・祝を除く)
★公演案内へ

前進座青少年劇場 

サチとキチと青いサンタと

★2008年
■8月2日・3日
吉祥寺 前進座劇場
■8月8日
喜多方発21世紀シアター 参加
■お申込み・お問合せ
前進座全国公演事務所
TEL. 0422-49-2633
(10:00〜18:00/日・祝を除く)

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前進座公演だより

劇団前進座の日々、公演だよりです

Author:前進座公演だより
公演中の班からは「稽古場だより」「公演だより」、お芝居の営業に全国へ行く俳優からは「全国飛びある記」東京の劇団事務所からは「在京班の日々」。前進座をお楽しみください!!

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