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『さんしょう』旅だより

さようなら、
  そして、ありがとう『さんしょう太夫』

『さんしょう太夫』の全国巡演、
そして、東京国立劇場公演を無事に終えました!
通算1018ステージ。
私は第一回公演から参加し、途中何回かは抜けましたが、
二郎、三郎、
そして今回の山岡太夫、国分寺の聖の役を通して、
人買いの山岡太夫
様々な人や出来事との出会い、
かつ貴重な演技体験をし、
想い出深い作品となりました。

38年かけて、これだけのステージを積み重ねた訳ですが、
まずは最初のスタッフ関係者に感謝したい。
――多く方々が亡くなられました――
『さんしょう太夫』を上演するたびに、
元気だった頃の先輩諸氏の姿が思い出されます。
制作の西山三郎、吉田さんのコンビ、
西山さんは装置家でもあります。
音楽の平井澄子先生
――この方は作曲のみならず、語り・楽器の指導も熱心にして頂いた――
この方が居なかったら、おそらく、『さんしょう太夫』は出来なかっただろう。
五代目、六代目芳三郎さんは演技指導と振り付けをそれぞれ担当。
舞台監督の松田益平さんの存在も大きかった。
舞台の相談事をなんでも解決してくれるプロ中のプロ。
脚本家あさや氏と演出者香川さんも高齢ながらも元気に、今日まで支えてきた。
千穐楽の集いでご挨拶いただいた“効果”の田村悳氏、右隣は作者のふじたあさや氏
又、多くの役者が参加し、
代わったり、辞めたりで、
あんじゅ・づし王のコンビも今回は九組目にもなる。

さて、第一回公演は、大阪清風高校の講堂で幕を開けたのですが、
役者が小道具・衣装・床山をも担当、
ドガチャガのテンヤワンヤで幕を開けた。
装置も今回で三回変わりましたが、
幕開きのあんじゅとづし王は作り物の舟に乗っていたし、
姉弟の身投げの場面では歌舞伎狂言『俊寛』の岩山を思わせる大きな岩が登場した。
終幕の母子対面の場では、
舞台一杯に鳴子の綱が張り巡らされ、
鳴子の音が母・玉木の引きと同時に、騒々しく鳴り響いていた。
さんしょう太夫の首切りの場では、
歌舞伎の手法でよく使われる竹竿に繋がれた首を飛ばし、観客席を沸かせた。
これらの道具も手法も早い時期に消えていった。
その翌年、芸術祭に参加、
優秀賞を受けた労音会館の舞台は洗練され、全国へ発信されていったのである。

『さんしょう太夫』の作品の魅力は、
変化にとぶ物語性、
しっかりしたテーマ性、
芸能性豊かな様式、
前進座しか創れないだろう独自性を持った演劇であることです。
とは言え座組は若手。
学校公演、親子・子ども劇場を中心に全国を廻ることになる。
親子劇場の低学年例会では、
午前に『笛吹カナシー』、午後は高学年例会で『さんしょう太夫』を上演
――どこの劇団もこんな大掛かりで、大胆なことは出来なかったので、圧倒的人気で受け入れてもらった。
若手中心の公演で、
題材が子どもっぽいと言うことで、
当初、労演と呼ばれていた演鑑組織から声がかかることはなかった。
だが、評判が評判を呼び、『さんしょう太夫』が東と西の労演に同時に旅立ったのである。
この二班活動は劇団でも労演でも初めての試みでした。

学校公演も全国的に盛んな時代でもありました。
新潟、山形、浜松、石川と言った中学高校の合同観劇をはじめ、全国何処へでも出かけた。
そのなかで沖縄県の公演は素晴らしいものであったのです。
45日間43ステージ。
アメリカから返還後、
『俊寛』『水沢の一夜』、そして『さんしょう太夫』と沖縄公演が毎年続くのですが、
『さんしょう太夫』公演ほど長い期間、沖縄に滞在したのは日本の劇団では初めてであった。
ヤマトの芝居を生で観たことがない沖縄の大人も子どもたちも興奮し、感動し、熱狂的に歓迎してくれたのです。勿論、会場は殆どが体育館。
授業を終えるの待って、舞台作りが始まります。
張出しから始まって、
吊りもの、楽屋・客席作り、暗幕張りと何時間もかけ、別空間を作り上げました。
出来上がった時には身も心もクタクタ。
しかし、疲労困憊を救ってくれたのは、
子ども達のすっかり変わった体育館を見ての驚きの声と、
喜色満面の笑みと感動の声!
そして私達の芝居を食い入る様に観てくれたあのまなざしでした。

今回、
市民劇場中国ブロックでの公演では、会員の皆さんから、
「今年のおしまいに最高の舞台を観せて頂いた」
「有り難うございます」
と各地で、心の底から感謝され、絶賛の声を頂戴しました。
嬉しゅうございました!
劇団員が励ましの言葉を成長の糧として、
明日へ一層飛躍して、旅立つことができます。

『さんしょう太夫』は今年で一旦幕を閉じます。
被災した東北の地に今、この芝居で元気を届けたかった。
又、積年の夢である海外に向けて、こんな日本演劇もあると発信したかった
――いつの日にか、次世代が再演してその夢をかなえてくれるでしょう――
しかし、私は再び、この芝居につくことはないだろう
――さようなら、さんしょう太夫!
全国の皆さん、ありがとうこざいました。
国分寺の聖

志村智雄
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『さんしょう』旅だより

感動の積み重ね1015回
12月14日
とうとう『さんしょう太夫』中国ブロック例会巡演が尾道で千穐楽を迎えました。
通算公演1015回目です。

尾道の会館はすり鉢状の客席で、
観客と俳優の目線が同空間で絡み合う様な感覚を受ける……
とってもお客様を身近に感じられる会場です。

今日が千穐楽ということで客席を埋める会員の皆様の更に温かい目線に包まれて物語も終了。
拍手に迎えられカーテンコールに登場すると……
客席中段には「千穐楽おめでとう」の横断幕と
会員の皆様のスタンディング・オベーションで迎えられ
出演者一同、ウルウル
あたたかい感動を頂きました。

思えば『さんしょう太夫』は毎回毎回お客様のあたたかい拍手を頂けた作品でした。
出演者は出演回数分、あたたかい感動を頂きました。

ありがとうございました。


前園恵子 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

12月13日
『さんしょう太夫』班は、呉へ到着。

呉市文化ホールは1614名入る大きな会館です。
立派なホール
呉市民劇場の皆さんも会員数をクリア!!して私達を迎えて下さいました!!

なんとその内の一名が元、前進座東京営業所で働いていた筒井さん。
海軍珈琲をお土産に楽屋に来てくれて、
遊びに来たのかなあと思いきや、
なんと呉市民劇場の会員さんになっておりました。
筒井さん(左から2人目)を囲んで…
ついこの間まで一緒に働いていた仲間が、
今度は観客となり、演劇の和を広げてくれるなんて本当に嬉しい事です。
お土産の海軍コーヒー。ごちそうさま❤

先月の14日より始まった、巡演。
いよいよ明日の尾道で、旅の千穐楽を迎えます!
山岡太夫の女房

山岡太夫の女房役 江林智施 記

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『さんしょう』旅だより

渡会です!
12月11日、12日と山口県、周南市民劇場さんの公演でした。
通算1012、1013回目の公演。

カーテンコールでの事、
一礼して頭をあげると、
客席の3列目真ん中の男性がグイッと涙を拭っていました。
父親と同年輩だったからでしょうか、
なんだかとても嬉しい一瞬でした。

中国地方公演はあと呉、尾道を残すばかりとなりました。
そして千穐楽の国立劇場まで、
精一杯頑張ります。
皆さん、劇場でお待ちしております。

宮崎の三郎&奴国平役 渡会元之 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

おそれながら皆様づし王でございます。

『さんしょう太夫』1011回目は
柳井演劇鑑賞会さんの例会です。

プレッシャーの大きい役ですが、
会員さんのパワーに支えられながら日々公演に挑んでおります。

実は例会翌日に柳井演劇鑑賞会20周年祝賀会があり、
劇団員と、大道具さんで出席いたしました。
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オープニングは男優陣による木遣りと、
小林祥子さんの藤音頭の踊りで祝賀会スタート!
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柳井演鑑の歴史のスライド上映やら、
さんしょう班の役者・演出部・大道具さん
全員舞台に上がり一人一人自己紹介やらと
大変盛り上がりました。
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20年の歴史の中には山あり谷あり、
苦しい事も沢山あったそうです。
その中で鑑賞運動の大事さ素晴らしさが、
今日の20年に繋がっているとの話がありました。
私達劇団はその意味を深く考え
一日、一日の例会を大事にしたいと思います。

改めて柳井演劇鑑賞会さん20周年おめでとうございます!!
例会ありがとうございました。
今後も劇団共々前進したしましょう!
よろしくお願いいたします!


☆竹下雅臣 記☆ ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

石田聡でございます
作日は児島のホテルを8時に出発して40分程、
玉島文化センターでの昼公演です。
よく晴れてはいるものの、冷たい風が強くとても寒い日になりました。

さて、そんな中、
主催して頂きました倉敷演劇鑑賞会玉島事務所の皆さんから、
温かい牛スジカレーと、その他にも沢山の美味しいお通しを頂きました。
牛スジカレー
うう、あったかいよう、おいしいよう。
寒い時は手づくりのごはんが一番。
あったまる〜

所狭しと並ぶお通しの数々

そして前例会クリアーで迎えて頂いた1010回目の公演。
沢山の温かい拍手の中、無事に終了です。

開演前には軽く吹雪いていたのですが、
綺麗に晴れて搬出。
お通しの残りをおつまみにいただいて帰りました。

とっても元気で暖かい中国ブロックの、
寒いけどあったかい玉島の一日でした。
本当に有難うございました!


石田聡:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

ただいま
12月7日、
児島公演。
カーテンコールでしゃべらせていただきました。

カーテンコールで…
児島の皆さん、ただいま。
4年ぶりに故郷児島に戻ってまいりました。
今この会場には、
中学・高校時代の同級生、恩師の先生、
お世話になったたくさんの方々もかけつけてくださっています。
たった今、カーテンコールで"お酒"を手渡してくれたのも同級生です。
役者を志して何と28年も経ってしまいました。
色々な事が、
本当に色々な事がありましたが、
劇団の仲間の支え、
家族の支えのおかげで今日まで続けることができました。
そして今夜、
児島演劇観賞会の皆さんのお力で故郷の舞台に立つことができました。
今、この瞬間私はとても幸せです。
芝居を続けてきて本当によかったです。
これからもっともっと精進して舞台にうちこみ、
また再びこの児島に戻ってこられる日まで、
心を尽くして芝居を続けます。
今日は本当にありがとうございました。

故郷児島の風景

「おかえりなさい」の横断幕
柳生啓介 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

広島市民劇場、安佐南会場の2日目。
広島の市内には、風花が舞っていました!
風花じゃなくて、ホントの雪だったのでしょうか?
何枚か写真にチャレンジしましたが、
なかなか写らないものですねぇ…。

さて、外は寒くとも、会場は熱気ムンムン。
運営サークルの頑張りで前例回クリアは、もちろん。
サークル数もクリア。
万全の体制でお迎え頂き、こちらも気合満々です!
皆様の熱気あふれる会場

いざ芝居が始まると、
賑やかだった会場が、シーンと水を打ったように静まり返り、
食い入るように…。
同じ広島でも、ダイナミックなアステールプラザとは違って、
安佐南は700弱の会場なので、
また一味違った濃密な空間が出来上がった2回の例会だったと思います!

そして、搬出後が終わり、交流会へ~。
夕焼けが綺麗~!
広島の夕焼け

みんなでてくてく…
交流会も大盛り上がり!
事前学習会で佑一郎が約束した、『クリアしたら座歌を唄う』の約束通り、
交流会参加の劇団員で座歌も披露し、楽しんで頂きました!
座歌斉唱の写真を取り損なったのが残念。
(ちなみに、前進座の座歌は、北原白秋 作詞、山田耕筰 作曲という、物凄い方達によって作られてます…。)

兎にも角にも、例会も交流会も大成功で、万々歳。
広島の会員さん、
4日間本当にありがとうございました!

中嶋宏幸 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

皆様こんにちは!
佑一郎です。
『さんしょう太夫』の巡演も後半戦に入りました。

只今は広島です。
10月末『おたふく物語』の名古屋公演が終わった日に広島に入り、
市民劇場さんの事務所で『さんしょう太夫』の事前学習会をさせて頂きました。
あれから約一ヶ月。
前例会をクリアして迎えて下さった皆様、
感謝の気持ちでいっぱいです!
前例会クリアで迎えて下さった皆様
広島市民劇場さんは、
4年前の例会『銃口』で作品賞、
そして男優賞を頂きました。
本当に嬉しく励みになっています。

そして、
佑一郎が初めて楽屋のれんを頂いたのも広島の皆様です。
全国の楽屋でかけさせて頂いてます!
いただいた暖簾の前で…
その皆様と記念写真

寒くなってきましたが、
『さんしょう太夫』班は元気に舞台を勤めています。
後半戦も頑張ってまいります!

記・佑一郎 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

こんにちは
藤井偉策です。
12月1日、米子にて『さんしょう太夫』を上演させて頂きました。
米子ではこの旅初のあいにくの雨でしたが、
会員さんはそんなこと関係無しにとても元気に、
大勢で搬入、搬出を一緒にして下さいました。
そしてそのパワーが客席にも溢れていて、
皆さまとても集中して観劇なさるので、
とてもいい公演となりました。
お通しも、とても美味しかったです。
有り難うございました。
舞台の上で…

藤井偉策:記
(舞台写真撮影=小林万里) ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

鳥取といえば?
『さんしょう太夫』11月30日は鳥取にきました。

鳥取といえば…、
そう、鳥取砂丘
残念ながら、
昼間は舞台の仕込みと舞台本番で、
砂丘に足を運ぶ事ができません。
僕も鳥取は『出雲の阿国』『五重塔』とこれで三度目になりますが、
今まで一度も行ったことがありません。
でもせっかくなのでと、
会場の近くの公園の砂場で我慢する事にしました。
image.jpg
たとえ公園の砂場とは、いえこれも鳥取の砂だと心に言い聞かせ、
本物の鳥取砂丘に思いを馳せるのでした。

ちなみにこの真教寺公園、
砂場の他に猿や山羊などの動物もいて
街中の公園とは思えない見応えのある公園でした。
真教寺公園の山羊

さて、
鳥取の『さんしょう太夫』は1003回目の舞台です。
今回の公演は、ラストシーンでハンカチを持って見ている会員さんが大勢いて、
温かくこの作品を受け入れてもらえているのだと実感しました。
旅公演も折り返し、残り半分も皆さんに感動を届けるよう頑張るぞ~!!

◎上滝啓太郎=記◎ ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

出雲はいま『神在月』 2012.11.28
八百万(やおよろず)の神様方が、
人間たちの諸般のことをご相談なさる『神儀(かむはかり)』のために全国から集結…
今回はまさにその真っ最中での公演です。


思い返せば、2005年3月
『出雲の阿国』中国ブロック公演の初日がこの出雲。
しかも、いつも公演する市民会館が改装中だったので、
阿国さんのお墓と、晩年過ごしたという連歌庵のある「出雲大社町」での公演となり、
文字通り阿国さんのお膝元で“阿国さん”を演じさせて頂いたのです。
女優冥利、人間冥利(?)につきる思いでいっぱいでした!!

ただ、あの時は3月だというのに深い雪に見舞われ
(福山や倉敷など山陽の方々も雪の中、大変な山越えをして初日に駆けつけてきて下さいました)
風邪をひいても転んで怪我をしてもいけないと、
ホテルと会館とのタクシー移動の他は、一歩も外に出ずに過ごしたので、
いつかきちんとお礼参りに伺わなくてはと思っており、
今回やっとそれを果たすことができました。
念願かなってやってきました!

そして今日11月28日は「神在祭」期間の中でも「神迎神事」と「縁結大祭」の日で、
出雲大社は幸縁結びを祈る祝詞が高らかに奏上され、
平日だというのに大変な人出でした。

賑わっています

そんななか、
前例会クリアで『さんしょう太夫』をお迎え下さった会員さんや事務局の皆様のお顔は、
神々の後光にも負けずに輝いていました!
楽屋の化粧前にはひとり一人に宛てた心のこもったメッセージカードが置かれ、
ロビーには手作りのお料理が並べられてあり、
今日のためにたくさんの会員さん方が大変な思いをして準備して下さり、
同時に楽しみにお迎え下さったのだということがひしひしと伝わってきました。
劇中、
国分寺のお聖の誓文のなかに出てくる「出雲の国の大社」の台詞に客席からは大きなどよめきが!
(でもお聖役の某S先輩、いつもよりそのあたり強調していた様に聞こえたのは私だけ?)


おしまいに余談…
終演後、楽屋口に呼んだタクシーに乗り込み、
行き先のホテル名を告げ運転手さんも確かにその通り復唱したのに、
連れていかれたのはまるっきり方向違いの大きなホテル。
運転手さん曰く「芸能人はみんなこのホテルなんだけどなぁ…」
もちろんその場でメーターは倒してくれたけれど、
本来のホテルに着くまで車内に微妙な空気が流れたのはいうまでもありませんでした。


あんじゅとずし王の母・玉木役  妻倉 和子
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『さんしょう』旅だより

11月29日
松江城の横にある島根県民会館での公演
です。
公演回数は1002回目となります。

搬入後、嬉しい知らせが届きました。
国立劇場小劇場での一千回突破記念公演、12月19日11:30の部が満席となりました!!
うれしい知らせ!!
お申し込み下さった皆々様、本当にありがとうございます!
18日18:30の部と、19日15:30の部は、まだお席が若干ありますので、
お早めにお申し込み下さいませ!

さて、松江での公演です。
松江市民劇場さんも見事前例会クリアで迎えて下さいました。
お心尽くしのお通しに加え、お抹茶を点てて下さいました。
お茶をいただいています
点てて頂く間、班のメンバーは何故かチョット緊張気味!?

お抹茶で心もほっこり和んで、
公演もとても凝縮した雰囲気となりました。
づし王の変身の場面では、客席からどよめきと拍手が!
語り台の上で思わずニッコリしそうになり、
「いかんいかん!」と顔を引き締めてしまいました。

各地の皆さんから頂く出会いの感動が生かされて、
『さんしょう太夫』は回を重ねる度に深みを増して来ました。
今までに観て下さった無数の方々の心を思いながら演じていきたいと思っております。

北澤知奈美:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

ついに ついに
『さんしょう太夫』
ついに倉敷演劇鑑賞会さんのステージにて、1000回公演を迎えました。

1974年10月28日、
大阪天王寺にて産声をあげてから38年。
これも全国の中学校、高等学校、
おやこ劇場、こども劇場、演劇鑑賞会、
そして劇場公演に足を運んで下さいました皆様のおかげです。
そしてスタッフの皆様。
座内外の出演者の皆様。
本当にありがとうございました。

思えば1991年にはA班B班という二班活動の時期もありました。
これというのも同じ時期に公演依頼の申し込みがあり、
その依頼に応えられたらということで二班になったのです。
確かA班は山形県での高校の合同公演。
B班は高知県での公演だったかと記憶しています。
僅かな開演時間の差でA班が600回記念の公演だったかと思います。
因みにわたしはB班にいて、残念祝賀会をした思い出があります。

思い出といえば1978年の沖縄県での学校公演では、
公演中に公演依頼が舞い込むといった、
今では考えられない有り難いお話で、日延べしての公演といったこともありました。
まだまだいろいろと語り尽くせないことがいっぱいあります。


節目としての『さんしょう太夫』。
11月26日、
倉敷演劇鑑賞会様公演終了後には「1000回記念交流会」を開いて下さいました。
1000回記念交流会
これもまた思い出の1ページとして加わりました。
この舞台は「永遠に不滅です」と考えるのは私一人だけではないと思います。
本当にありがとうございました。


藤太・語り担当 武井 茂 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

『さんしょう太夫』の演技スタイルをお創りになった
五代目嵐芳三郎さんの命日にあたる
11月14日に初日を迎えスタートした巡演

いよいよ1000回!

ひと月前に「魅力に迫る会」で訪れた岡山では、
ラジオでお芝居の魅力を紹介させて頂き、
メインキャスターさんの見事なインタビューに感動し
「生まれ代わったらアナウンサーになる!」
と口走ってしまいましたが…。

「魅力に迫る会」では
老舗菓子店の女将の下山さんにつるの玉子という
フワフワとした美味しいお菓子を頂き、
運営サークルとしてお世話頂きましたが、
一週間後、なんとこの下山さんに東京銀座のど真ん中で奇跡の再会!
ただならぬご縁を感じながら、
先日岡山駅に到着するとすぐに
ラジオを聞いて入会してくれた方々がいましたよ!
クリア出来ました!

と嬉しい報告、
岡山にまた忘れられない思い出もできました。

『さんしょう太夫』
多くの先輩方によって練り上げられ育まれてきたこの作品で
私は育てられて来ました。
今日まで本当にいろいろな事がありました。
思い出は尽きません。
前進座の宝であり日本の宝です!
もちろん私の宝でもあります。
この場に立ち会える事の幸せと重責をしっかりと受け止めて、
感謝の心で精一杯勤めます。
『さんしょう太夫』班の大切な仲間たちや家族に支えられて
とても幸せです。


あんじゅ:小林 祥子
岡山駅までお見送りにきてくださった岡山市民劇場の皆さん
   会員の前例会クリアをしてくださって、制作協力金をいただきました
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『さんしょう』旅だより

11日18日
西大寺から岡山への移動日。

お芝居はないのに、
岡山市民劇場の皆さんが改札に
『さんしょう太夫』の大きなポスターと
「歓迎 ようこそ岡山へ」と書かれたプラカードを持って
お迎えして下さいました!
みんなで記念撮影!
皆さんがお芝居を楽しみに待っていて下さった様子が伝わってきます。

岡山はなんと6泊5ステージの公演です。
ホテルに連泊できると、体をしっかり休める事ができて
パワーアップ!!
皆さん、明日から宜しくお願いします!

岡山の紅葉を一枚アップしておきますね!
鮮やかですね~

江林 智施 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

小さな町の大きな奇跡
「柳生さん、やりました。ようやくクリアできました」
11月16日。
JR西大寺駅に降り立った私たちを迎えてくださったのは、
西大寺市民劇場の皆さんの笑顔、
そして事務局の丸田さんの第一声、
会員数"前例会クリア達成"のお知らせでした。
笑顔のお出迎え
"裸祭り"で有名な西大寺は、岡山市の東に位置する人口6万5千人の町。
夜は午後8時ともなると真っ暗になり、
お世辞にも華やかとは言えない静かな町です。
この小さな町で全国一のあっと驚く奇跡が現在進行中です。


大都市の観賞団体でも一回公演しか出来なくなりつつある今日、
この小さな町の市民劇場はなんと2ステージ。
それも18年間109例会連続で会員数が増え続けている、
驚異の市民劇場さんなのです。
今回の『さんしょう太夫』でさらに記録を更新し
会員数も1800名を突破したということです。

とはいえ、会員数を増やす運動の大変さは並大抵ではありません。
一名クリアするのにどれだけの皆さんの血と汗と涙が流されたことでしょう。
私たちの舞台は、
日本の演劇は
この会員さんたちの一人ひとりのお力によって支えられているのです。

初日のカーテンコールにサプライズが起こりました。
説経師に扮した出演者全員が一列に並び、
づし王役の竹下君が花束を受け取って全員退場…
ところが客席の拍手が一向に鳴りやみません。
竹下君は説経師の衣を脱ぎ捨て、づし王の姿で再び舞台に飛び出しました。
客席からは驚きの歓声と興奮の拍手が。
これぞ舞台の醍醐味です。
西大寺市民劇場が全国屈指の劇場である理由がようやくわかった気がいたしました。


忘れがたい体験をさせていただきました。
まだ一ヶ月の長旅は始まったばかりですが、
福山、西大寺と最高のスタートを切ることができました。
1000回公演はいよいよ目の前に迫りました。


柳生啓介:記

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『さんしょう』旅だより

『さんしょう太夫』の旅公演が始まりました
「990」回目の公演は福山市民劇場さんでした。
集合して記念撮影
2000人を収容するリーデンローズ大ホールの、1階客席は満員。
説経師たちが暗い舞台に集まり物語が始まります。
光に照らし出された様々な姿の登場人物に、客席からは「オォ…!」と溜め息が。
俄然燃える一瞬です!

翌日は会員の皆さんが福山駅まで、
素晴らしい笑顔でお見送りしてくださいました。
ホームにて…
今回の『さんしょう太夫』は
1000回公演を突破し、
来月18、19日の国立劇場での凱旋公演まで。
しっかり勤め上げたいと思います!
がんばります!
宮崎の三郎&国平役 渡会元之:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

学校公演で初日!
江林で~す
11月14日
前進座劇場にて『さんしょう太夫』が初日を迎えました。
初日のお客様は、中高校生!
開演前には客席で自由にお喋りしていた学生達、
幕があくと客席は水を打ったように静かになりました。
お芝居が終わるとロビーでは、
「俺、涙でちゃったよ!」と素直に心を表す高校生。

久しぶりの学校公演、
しかも初日とあって、客席の反応いかに?と思っておりましたが、
手応え抜群の初日でした!
夫である人買いの山岡太夫と…

「アァ、舟があんな沖に…」
今回は巡演中に、1000回を迎えます。
前進座でも座史に残るこの『さんしょう太夫』、
千穐楽は12月18日・19日の東京・国立劇場小劇場での公演となります。

ひと月とちょっとの巡演!
まずは、福山へ移動です。
行ってきます(^-^)/

江林智施 記
(舞台写真撮影=小林万里) ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう太夫』だより

この記事で最終回

今回の「さんしょう太夫だより」はこれでおしまいです。
というわけで、私芳三郎の“さんしょう太夫の思い出”で、
締め括らせていただきます。

『さんしょう太夫』で初めてやらせて頂いた役は、
人買い船の船頭、‘宮崎の三郎’です。
あんじゅとづし王を、さんしょう太夫に売りつける役です。
船そのものは舞台上に登場しないので、
船を漕ぐ所作が重要です。
うまく表現できると、
実際には船はなくても、船があるようにお客様に感じてもらえます。
私は父・六代目芳三郎より、体を十分に使って櫓を漕ぐことと、
漕ぎながら舞台を一回りするときに、腰を決めて、頭の位置が上下しないようにと、
厳しく言われました。

次に演じたのは‘づし王’です。
演出の香川良成さんから、づし王の成長の過程をしっかり見せるようにと。
序盤は、なにも分からない少年。
中盤は、理不尽さに怒りを覚える青年。
終盤は、すべてを受け入れることのできる大人、同時に老いた母親の保護者。
そして全体に、国司の総領として生まれ持った気品を携えて。
以上のことを台本に大きな字で書き残しました。

そして現在、さんしょう太夫の倅、‘二郎’を演じています。
P1010032_convert_20120802005454.jpg
この役が一番難しいと思っています。
二郎は心優しいので、
あんじゅとづし王のことも、なんとか庇ってやろうとするのですが、
いざとなると助けられない。
父親のさんしょう太夫の言うことは絶対で、決して逆らえないからです。
もう一つ付け加えると、二郎というのはさんしょう太夫が奴隷の女性に生ませた子なのです。
自分の母親が奴隷だったからこそ、奴隷たちに優しく接する。
しかしそのことは、芝居のなかでは語られません。
観客は、あんじゅとづし王をなんとか救ってほしいと願います。
それをしてくれるのは二郎しかいないのですが、
結局は救うことができない。

二郎の中の、激しい葛藤を言葉に出さず、リアクションだけで表現しなければならない。
これが最も難しく感じました。
しかし、難しいからこそやりがいのある役です。

さて、『さんしょう太夫』の旅は終わりました。
前進座の財産演目であり、1000回公演が間近の作品。
12月には国立劇場公演も控えています。
たくさんの方に観て頂きたいです。

おしまいに、これまで私の記事を読んでくださいまして、
ありがとうございます。
また、お会いしましょう。

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