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『俊寛』『一夕噺』だよ
もう一羽のチドリ
窓を開ければ港が見えるのが、伊東観光会館の楽屋。下田も一寸歩けばカモメの声。
まぶしい陽光の中で『お登勢』は千秋楽を迎えました。

伊東に伺うといつも楽しみにしているのが、会館そばの干物屋の二階にある食堂。今回も前日にHPで営業時間を再確認して伺ったのですが、この日に限り一時間早く閉まってしまっていました。烏賊の丸焼きはオアズケ。我々もHPの広報はきちんとせねば。下田では魚の美味しいお店に遭遇。捨てる神あれば拾う神。これで心置きなく伊豆から帰れます。
磯辺に棲む千鳥は、「淡路島 通う千鳥―」と歌われる如く、『お登勢』ゆかりの淡路市・洲本市の市の鳥。『俊寛』にも海女の千鳥だけでなく、天かけるチドリの声が登場します。このチドリ笛を担当するのは、『お登勢』の旅についている趙女史。
この旅では小道具管理が大事な仕事。大阪文楽劇場の『天平の甍』では、表についていて、客席から現れる鑑真和上一行に感動したという彼女ですが、『お登勢』客席から登場する白足袋の若侍達のアシスタントも仕事の一つです。
ロビーの床が固くてカツカツ音がするときにはカゴに下駄を入れて運んでくれます。

この写真のように…って、左に写ってる寺田昌樹君はこの場面に関係ないんですが。
「『俊寛』上演になると、俳優ばかりではなく演出部が非常な盛り上がりを一人ひとりが見せてくれる」
前進座『俊寛』の成り立ちを描く『歌舞伎の演技』はそう語っています。
波の音に俊寛が目覚める前進座版の幕開けでは、大太鼓の波音に波カゴと呼ばれるものを使います。扱う演出部員に、その強さタイミングを先輩部員が伝えます。
もう一羽の千鳥たちにもご期待ください。
…さてさて、千秋楽の夜、みんな千鳥足になる前に宿に帰って来たかなあ。
楽の日付が変わるころ 松涛喜八郎これを記す
窓を開ければ港が見えるのが、伊東観光会館の楽屋。下田も一寸歩けばカモメの声。
まぶしい陽光の中で『お登勢』は千秋楽を迎えました。

伊東に伺うといつも楽しみにしているのが、会館そばの干物屋の二階にある食堂。今回も前日にHPで営業時間を再確認して伺ったのですが、この日に限り一時間早く閉まってしまっていました。烏賊の丸焼きはオアズケ。我々もHPの広報はきちんとせねば。下田では魚の美味しいお店に遭遇。捨てる神あれば拾う神。これで心置きなく伊豆から帰れます。
磯辺に棲む千鳥は、「淡路島 通う千鳥―」と歌われる如く、『お登勢』ゆかりの淡路市・洲本市の市の鳥。『俊寛』にも海女の千鳥だけでなく、天かけるチドリの声が登場します。このチドリ笛を担当するのは、『お登勢』の旅についている趙女史。
この旅では小道具管理が大事な仕事。大阪文楽劇場の『天平の甍』では、表についていて、客席から現れる鑑真和上一行に感動したという彼女ですが、『お登勢』客席から登場する白足袋の若侍達のアシスタントも仕事の一つです。
ロビーの床が固くてカツカツ音がするときにはカゴに下駄を入れて運んでくれます。

この写真のように…って、左に写ってる寺田昌樹君はこの場面に関係ないんですが。
「『俊寛』上演になると、俳優ばかりではなく演出部が非常な盛り上がりを一人ひとりが見せてくれる」
前進座『俊寛』の成り立ちを描く『歌舞伎の演技』はそう語っています。
波の音に俊寛が目覚める前進座版の幕開けでは、大太鼓の波音に波カゴと呼ばれるものを使います。扱う演出部員に、その強さタイミングを先輩部員が伝えます。
もう一羽の千鳥たちにもご期待ください。
…さてさて、千秋楽の夜、みんな千鳥足になる前に宿に帰って来たかなあ。
楽の日付が変わるころ 松涛喜八郎これを記す
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