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『夢千代』旅だより

3月11日、横手に舞う雪

「いつも前進座を応援してくださるたくさんの方々が被害に遭われました。
私の友人も津波に襲われました。
今日の公演を始める前に、
あの震災で亡くなられた全ての方々のご冥福を祈り、
黙祷を捧げたいと思います。
黙祷。」

演出家の志村さんのこの言葉の後、
『夢千代日記』出演者全員で黙祷を捧げました。
黙祷
3月11日。
あの震災から、
あの原発事故から2年が経ちました。

横手は朝から大雪でした。
市民会館の搬入口は雪に埋もれていました。
雪に埋まった搬入口
私も長年芝居をして、いろいろな体験をしてきましたが、
これ程の大雪の中での公演は初めてです。
こんな状況で横手の皆さんは、
はたして会場に来てくださるのでしょうか?
町の様子

開演5分前。
満席になった会場のお客様方がいっせいに立ち上がりました。
黙祷です。
私はこの瞬間、
今日この日に東北で舞台を務めること、
『夢千代日記』という芝居を上演することの使命の重さを
ひしひしと感じました。

残留孤児の場面では
客席のあちらこちらからすすり泣きの声が聞こえてきました。
大衆演劇の場面では大喜びの歓声と笑いが会場を包みました。
そして…
「生きたい。私、生き続けたいの」
夢千代の終幕の台詞に惜しみない熱い拍手が続きました。

私は今日の、
この横手の公演のことは決して忘れません。
「この芝居はもっともっと東北で巡演しなければならない。
放射能と闘いながら懸命に暮らしておられる福島の皆さんに
“希望”を届けたい」
東京に向かう帰り道、
横手に舞う雪にそう誓いました。

柳生啓介
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