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『夢千代』旅だより

柏崎公演によせて
昭和25年 前進座 柏崎に来る。
昭和43年 柏崎市民会会館竣工。

近年では、
2000年 『赤ひげ』上演
2006年 『操り三番叟』『唐茄子屋』上演
青少年劇場公演で『月夜のサンタマリア』でも来た記憶があります。

そして2007年 新潟中越沖地震。
M6.8の直下型地震がこの地方を襲いました。

私達も思い出深く、
市民の皆さんが慣れ親しんできた「旧柏崎市民会館」は震災により利用不能に。


2012年
震災の5年後、復興記念に新たに誕生したのがここ、
『柏崎市文化会館アルフォーレ』!!

免震構造もしっかり、
非難場所にもなるアルフォーレは、次の3つの基本理念を掲げています。

①設備の整った創造活動の場を提供するとともに、
市民の鑑賞機会の充実と人材の育成及び創造活動の支援を図ることによって、
市民の芸術文化活動の中核施設にすること。

②誰もが利用しやすく、気軽に利用できる施設にすることによって、
市民に親しまれ、交流やにぎわいを創出する場にすること。

③中越沖地震からの復興を象徴し、
柏崎市の新しい顔としてまちの活性化に寄与するとともに、
市民に愛され、誇りに思われるような施設にすること。


この理念通り、
見る側にも、やる側にも優しい会館です。
本当に素晴らしい会館なので、
これから新しく会館を建設する方は下見に行かれるとよいかも。
建物も、会館スタッフも細やかな心使いの行き届いた会館です。

開演前、
柏崎芸術協会の皆さんの話によると、
ここの舞台でのお芝居は、前進座が初めてとのこと!
皆の心意気も一気に上がります。


この素晴らしい会館から10キロも離れていない所にあるのが、
『柏崎刈羽原子力発電所』。
世界最大の発電力を持ち、
発電された電力は新潟新幹線の2系統の送電により、山梨県を経て首都圏にまで送電されています。

1969年 柏崎、刈羽両市議会、発電所誘致決議
1978年 1号機着工
1985年 1号機営業運転開始
1997年 7号機営業運転開始(この時点で世界一)
2007年 新潟県中越おき地震により全面停止
2009年より、順次運転再開


この地で、『夢千代日記』を公演するのは、大変有意義―――、
とは口がさけても言いたくない。
ピカドンも知らない、私達が簡単には言ってはいけない言葉だと思います。

もし、
自分がひどく辛い目にあったらそんな体験を目の前でまた見たいなんて思わないからです。
それでも、
私達は公演を重ねる事に、
この芝居の持つ力を少しづつですが、確実に実感してきました。

残留孤児
子供を殺したのは、自分と言う母

自分の体を見えない大きな得体の知れないものが襲う白血病の被爆者

仕事がなく、ヤクザ稼業を負う者。

全てが戦争の爪痕。
全てが戦争の犠牲者。

それらを体験した方々が、
『夢千代日記』を観て、
――希望が持てた――
と、言って下さったんです。

「今年もまた春を迎えられたわ」
夢千代さんの台詞です。
柏崎は、桜の花が満開です。
『夢千代日記』の世界に生きる登場人物は、ひとりひとりがきらきらと輝いています。

16日は『夢千代日記』春のコースの千穐楽。

いろんな体験をしたお客様の元へ
来年も再来年も、
このお芝居を送り続けることができるよう、平和な世の中を望みます。

満開の桜の下、のどかな風景

江林智施・記
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