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『芝浜の革財布』だより 山崎辰三郎です

  3人目の亭主

 『芝浜の革財布』本日の公演地は、那須塩原市。

那須塩原駅で下車するのも、今日の会場(那須塩原市三島ホール)で公演するのも、勿論、初めて。今回の巡演の千穐楽は、初もの尽くしの、とても新鮮なものになりました。

『芝浜の革財布』の「お春」は、私の役者人生で経験させていただいた、最高のお役です。

 私が、「お春」を初めて勤めさせていただいたのは1997年の、京都南座公演でした。48歳でした。以来、何度も勤めさせていただき、上演記録を調べてみますと、今日の公演で「お春」は204回目ということになります。

 なんとも、ありがたいの一言に尽きます。

 相手役の「熊五郎」は、市川祥之助先輩・中村梅之助先輩・そして只今の藤川矢之輔先輩と、厚かましくも3人のご亭主を経験させていただいた事になります。これまた、決して二度と経験できない、凄い事をやらせて頂いたことになり、ただただ感謝しております。

『芝浜の革財布』は、前進座歌舞伎世話物の中でも特に上演回数の多い、まさに財産演目ですが、「お春」は先代河原崎国太郎師の圧倒的な極め付きの、名舞台がありました。

入座してから何回か、国太郎師の「お春」に、「お六さん」で御一緒させていただきましたが、その見事な江戸前の世話女房振りに、「凄いなぁ」「とてもとても、かなわないなぁ」と、いつも感心しておりました。まさか後年やらせていただけるとは思いもよらない、遠い遠い、お役だったのです。

私が「お春」を初めてやらせて頂いた1997年の前年の夏、
先代嵐芳三郎さんが、61歳で急逝されるという不幸がなければ、おそらく10年以上、六代目嵐芳三郎さんの当たり役として勤められていたことは間違いありません。最高のお役を経験させていただく、巡り合わせを頂けたのだなぁと、つくづく思ってしまいます。

今、この班には、伸び盛りの女形さんが、大勢います。

夢は、目一杯大きく
次なるお春さんを目指して欲しいと思います。

それは間違いなく
前進座の発展、未来に結びつく
素敵なことだと確信できるからです。

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記 山崎辰三郎
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