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すべきこと、やるべきこと~『如月の華』夏巡演千穐楽in仙台~

「違う。これまでの客席の反応と全然違う。」
『如月の華』第一幕終了後、楽屋に戻ってきた國太郎さんの第一声でした。

『如月の華』2015年前期巡演の千穐楽は
初めての東北、宮城県仙台市で迎えました。

仙台国際センター

「こころの東北支援公演」と銘打っての震災復興チャリティー公演です。
仙台国際センター大ホールは超満員。
1000名を越える客席に膨れ上がりました。

そもそも私たちがこの芝居を立ち上げようと決意したのは4年前、
あの東北の震災が起きたからに他なりません。
90年前に起きた関東大震災の折、自らも被災されながらも、
多くの人々を救済するために命を懸けて
ご尽力された九條武子さんの物語が、
今復興のために懸命に努力されている東北の方々のお力に少しでもなれたなら…。
今日の仙台公演は私たちにとっても特別な意味を持っている舞台でした。
一幕のラストが関東大震災の場面です。
冒頭の國太郎さんの言う通り、今日の客席の反応は今までと全く違うものでした。
それまで比較的のんびりとご覧になっていたお客様の雰囲気が地震の場面が始まると一変。
客席中から溢れ出る“恐怖の記憶”が舞台で演じている私たちに鮮明に伝わってきました。
中には顔を覆って舞台を見つめている女性もおられました。
4年4ヶ月経っても今なお行方不明の方々が
1,244名もおられるという現実がここにあるのです。
カーテンコールは割れんばかりの拍手でした。
震災場面で顔を覆っていた女性も笑顔で拍手してくださっていました。
武子さんの台詞が私たちに問いかけます。
「私にはまだ、やるべきこと、すべきことがある」
今日の舞台は演劇人としての私たちの責務を改めて痛感した貴重な一日でした。

今日の公演は千穐楽の舞台に花を添えるかのように、
これまでずっと劇団を支え、応援してくださっている方々が
東北中からたくさん駆けつけてくださいました。
今回のチャリティー公演を実現に導いていただいた西本願寺仙台別院の晨(はやし)教務所長、“石巻の赤ひげ先生”こと矢崎先生、『生くべくんば死すべくんば』公演で多大にお世話になった石巻の弁護士の庄司先生、郡山の前進座応援団長とも云える焼鳥“河童”のお母さん、郡山前進座友の会の皆さん、仙台演劇鑑賞会の藤本事務局長、青森からはチラシ、パンフレットなど劇団の印刷物を作っていただいている印刷屋の斗沢社長、北上から劇団の特別アドバイザーをしてくださっている新田さん…
前進座東北応援団オールスターで千穐楽のつどいは大いに盛り上がりました。

千穐楽のつどいにて
千穐楽のつどいに参加してくださった皆様

そしてなんと言っても嬉しかったのは、
病気療養中で地元で懸命にリハビリをしながら女優復帰を目指している高橋亜紀ちゃんが楽屋を訪ねてくれたことです。
1年半ぶりの再会に皆々、涙でした。
右手一本で作ったという手作りハンバーグは本当に絶品でしたが、
亜紀ちゃんの元気な笑顔が何よりの御馳走でした。

亜紀さんと☆
文美さんと亜紀さん☆☆☆

北海道から始まった『如月の華』の巡演も
北陸、京都、徳島を経て今日の仙台公演でひとまずの千穐楽です。
今回の公演で各地でいただいたエネルギーを糧にして、
秋からの再出発に向けて、これからも誠心誠意、全力で舞台を務めて参ります。

柳生啓介
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