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『さんしょう』旅だより

8月20日(水)
は~い。○○一受けたい授業
  『さんしょう太夫』-説経節より-

元々《説経》とは 仏の教えを説き聞かすため、お坊さんが経典の意味を説いて聞かせることです。
しかし中世の頃、無学文盲の庶民に経典は難しく、
馴染みのあった 物語り に仮託して 語り聞かせた事が説経節のはじまりと言われています。

《説経師》は、僧侶ばかりとは限りません。
差別されていた底辺の人々が各地を放浪しながら説経まがいの芸能を、ササラなどでリズムを取り
ながら語ったので、激動期の社会の底辺で、もっとも苦しんでいる下層の民の心を捕らえ、
それを強みとして、説経節は力を増していきました。
口伝(くでん)伝承ですから、現代には 初期の曲は伝わっていません。
物語りは、説経 原本定本として 室町時代に 書き留められるようになり、
「小栗判官」「刈萱」「山荘太夫」「しんとく丸」「愛護若」の 五説経が残っています。

大辞典を引くと《説経師》とは
①経文を説き聞かせる人
②説経節を語る人
の二つ意味があります。
《説経節》 を引いてみると、
「説経浄瑠璃で語られる曲節。語り物の一種。仏教の説経が 歌謡化し、和讃・平曲・謡曲などの影響を受けて、江戸初期に流行した民衆芸能。始めは 大道芸で鉦やササラをたたきリズムを付けながら語られた。」
とあります。
《節》フシとは 旋律のこと。
言葉をただ出すだけではなく、抑揚をつけてリズムに乗せること。
つまり 説経節とは、仏教説話、社寺縁起、神仏の霊験譚を リズムをつけて語ったもの。
その後、仏教に帰依させるための芸能という性格から 次第に離れて、世界観や思想性などの背景は 仏教色を残しながらも、観客に感動と哀切を伝える「物語り」こそが前面に押し出されたエンターテイメントとなっていったらしいです。
『さんしょう太夫』も、金焼き地蔵尊の 霊験譚が 語られる中で、
あんじゆ と づしおう 姉弟 と 母たまき の哀切の物語りと、主人公が、出世して底辺の民衆を救い、
悪い主を 懲らしめてくれるという (聞く民衆にとっても希望の星ヒ-ロ-出現……)
当時、悪政に苦しんでいた庶民に生きる希望を抱かせる物語り としても 愛されていたのでしょう。

現代の説経師たち

さて、今回で前園恵子うば竹のレポートは 終わります。
次回は 高柳育子にバトンタッチします。
個人ブログには 引き続き「旅便り」を書いて行きますので 覗いてください。

前園恵子うば竹 記
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1件のコメント

[C22]

来週 大分で観劇します!
昨年から、今年の一番楽しみな作品でしたので今からワクワクです!

皆さん元気で九州を回れますように・・・お気をつけ下さい

  • 2008-08-23
  • 投稿者 : ドラゴン
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