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『解脱衣楓累』だより

    東海道とろろ累―以下ネタバレあり
 新鮮な眼で観劇なさりたい方は、観劇後にお読みください





とろろ汁の丁子屋






 東海道・鞠子(まりこ)の宿は、今も昔もとろろ汁の名所。
歌川広重の『東海道五十三次』に描かれる老舗・丁子屋は、
浮世絵そっくりの佇まいで営業している。

 静岡を巡るときは、安倍川辺りからぶらぶら歩いて
鞠子(現・丸子)で一服、
宇津谷峠を越えるのが、筆者の楽しみ。
       gedatu1


 『解脱衣楓累』をお勧めする時、筆者は
「チラシの裏は読まないで下さい」と言う。


まじめな人ほど粗筋を精読して、
「難しそう」と敬遠してしまうから。
固有名詞が矢鱈出て来る人物関係など、
初めて読んで「まぁ解り易い」と言いっこない。
初対面の人の家族構成を聞かされても、
私なんぞ絶対頭に入らない。


 歴史のお勉強ではない。
南北サンがデッチ上げた物語は、
芝居を観れば解ること。

 江戸の人たちだって、
「駿州・鞠子家の家臣…」と言われれば、
「ああ、とろろ汁の辺りの家だな」と
イメージしながら観ていたんでしょう。
勿論、そんな大名は実在しません。

 一方「遠州・中山の御家中」とくれば、
「ははぁ、小夜の中山か」。

 歌枕・小夜の中山は、東海道の難所。
夜泣き石伝説で夙に知られていた。

 ここで盗賊に殺された妊婦の傷口から
男の子が生まれ、後に仇を討つ。
赤子発見のきっかけとなったのが、
母の心が乗り移った夜泣き石。
 

 とくれば、お芝居をご覧になった貴方は、
南北サンのたくらみが
お判りでしょう?

        gedatu3
gedatu2

 主人公たちの家は、島田家と金谷家。
島田髷で有名な島田は五十三次の23番目、
金谷は24番目。

 お隣同士だが、その間には
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ」と歌われた
大井川が横たわり、ここを国境に、
一方は駿河、一方は遠江の国。
 
 現在は、菊川ともども仲良く島田市に収まっている。 
目出度し目出度し。おしまい。


          以上 島田の町の宣伝本部長 喜八郎でした。
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