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『人間万事金世中』 嵐芳三郎です。

皆様こんにちは、嵐芳三郎です。
五月国立劇場公演『人間万事金世中』で、柳生啓介扮する「代言人口上糊ス実は落語家梅生 (くちのうえのりす・ばいしょう)」と共に、最後に登場するのが、私芳三郎が演じる「寿無田宇津蔵(すなだうつぞう)」です。

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この芝居は明治の横浜が舞台なので、みんな散切り頭です。なので、他の人たちと似ないような頭にしたくて、あれこれ考えました。そこで思いついたのが、リーゼント風のオールバック。

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参考にしたのは、日本を代表する映画スター、「小林旭」さんのお若い頃のお写真。それをかつら合わせの時に、かつら屋さんと床山さんに見て貰って、「この小林旭さんみたいな、かっこいいリーゼントにしてほしい」と頼んだところ、私のイメージ通りの頭を作ってくれました。感謝です!とても気に入っています。

ところがです、柳生啓介から訳の分からないことを言われました。

「小林旭というより、みやぞんみたい・・・・」

は???、何を言っているのだこの人は・・・と思いました。

「みやぞん」という人はどうやらお笑いタレントさんらしいのですが、私はテレビのバラエティー番組というものを、まったく見ないので知りませんでした。

そこで調べてみると、なるほどリーゼント頭をされているタレントさんなのですね。しかし、私は声を大にして言いたい!

「みやぞんさんではなく、小林旭さんです!!!」

話は変わって、扮装も明治らしさを出しています。たとえば私のこの恰好。

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着物の上にとんびコートを着て山高帽子、足元は下駄。この拵えもとっても大好き。ところがあるスタッフが、「なんかシャーロックホームズみたいですね」と・・・・・・いやいやいや、ホームズではありません、いくらこの芝居の元が英国の戯曲でもホームズは出て来ません。でも、シャーロックホームズと言われたのはそんなに嫌じゃないかも。そこで気を良くしてもうひとポーズ。

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ここで思いついたのが、舞台上で「キセル」を使っているのですが、シャーロックホームズみたいに「パイプ」を使ったら面白いかも!でした。

そこで調べてみたら、幕末から明治にかけて紙巻きたばこも葉巻も、パイプもすでに日本に入っているそうで、これはパイプを使っても問題ないな~いと思いました。

でもやはり、「灰落とし」にキセルを当てて出す、「コン!」という音は、歌舞伎には無くてはならない音なので今回はやめました。

でももし、この芝居が再演になることがあるなら、パイプもいいかもなぁ・・・・・・

記 嵐芳三郎
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