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二年ぶりの……嵐芳三郎
皆様、こんにちは。嵐芳三郎です。
明日、やっと、やっと、二年ぶりの五月国立劇場公演の初日を迎えます。
嬉しいです、心から。
二年前の五月、「佐倉義民伝」を国立で公演したときは、新型コロナウイルスで世界中が混乱するなど、夢にも思いませんでしたが、
昨年の四月。舞踊「操り三番叟」の稽古中に、コロナの影響で五月公演が中止になったと知らされたときには、目の前が真っ暗になりました。
中止になっても、これまでの稽古は決して無駄じゃない。必ず、来年は公演できると信じて、一年間を過ごしてきました。
そしてついに!初日を迎えます。私芳三郎は、「操り三番叟」と、狂言舞踊「茶壺」の麻估六を勤めます。短い公演になってしまったのは残念ですが、何よりも大切なのは命。そのことを十分に理解し、万全のコロナ対策を施しながら千穐楽まで無事に舞台を勤めたいと思っております。
昨日は舞台稽古でしたので、楽屋で三番叟のお化粧をしました。

フル扮装するとこんなこしらえ。

狂言舞踊『茶壺』の麻估六はこちら。


どちらの演目もぜひ、多くの皆様に観て頂きたいですし、時代物の名作「俊寛」、世話喜劇の「たが屋の金太」も見応え十分です。18日まで公演しておりますので、何卒、宜しくお願い申し上げます。
記 嵐芳三郎
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- カテゴリ : 2021 創立90周年記念 五月国立劇場公演
- 2021-05-12
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