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こんにちは、演出部の小林楓と申します!
この度、舞台監督助手と、『たが屋の金太』の装置を務めております。
駆け出しの装置家が恐縮ですが、舞台セットができるまでを簡単にご紹介!

こちらは、「平面図」と、「道具帳」と言われる、デザイン図のようなもの。
まず、装置家が台本を読んだり、演出家と話し合ったりして、これらを用意します。
そして、装置プランが固まると、平面図と道具帳をもとに、大道具さんに製作をしてもらいます。
また、小道具さんや小裂さん、照明さんなどにも、この装置プランを伝え、それぞれのセクションでプランを立ててもらいます。こうして、演出家を中心に、舞台全体が考えられていきます。
様々な方が関わり、色々な過程がありまして……
完成した舞台がこちら!




大道具さんたちの力で、私のイメージに沿うように装置が飾られています!そこに、小道具さんが細部を丁寧に飾ってくれることで、彩りが生まれたり、照明さんが明かりを作ってくれることで、一つの装置が昼間にも夜にもなったりしています…!
それから、国立劇場ではなんといっても盆廻しの転換ができることが良いです…!
こうして出来上がった舞台を見ると、本当に感動と喜びでいっぱいです。そして、支えてくださっている様々なセクションのプロの仕事に感謝すると同時に、私はまだまだ学ぶべきことがたくさんあると痛感いたします。
前進座の舞台を一緒につくってくださる多くのスタッフさん、そして何より観劇してくださるお客様、まわりに感謝の気持ちを持って、公演ができることの幸せを噛み締めながら、千穐楽まで頑張ります!
そして!一人前の美術家になれるよう、日々精進してまいります!
〜 小林 楓 記 〜
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- カテゴリ : 2021 創立90周年記念 五月国立劇場公演
- 2021-05-14
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