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五月国立大劇場だより五拾参

 朱引き内
       
四宿の“へ~?!”


「そのおみ足の第一歩が、
江戸の地の限りなのでござりまする。」
  (江戸城総攻 第三部
      将軍江戸を去る)


 江戸の範囲は家康の頃から徐々に拡がり、
鶴屋南北さんの文政時代に
朱色の線で区切られたのが幕末の“江戸”。
 千代田の江戸城を中心に、ほぼ一日で歩ける範囲。


 夏目漱石が小説を書いたのは
明治末から大正初めのほぼ十年間だが、
明治と同い年の作家の作品には「朱引き内」という
言葉が何度も出てくる。
 維新後4~50年の東京人の中にも
「 朱引き内」の江戸は生きていたのだった。

 
 海舟は総攻めに備えて、江戸を詳しく調べた。
人口は150万人だったと後に語っている。

都府は徳川のものでなく、公のものと彼が言う時、
“公”とは、薩長は勿論、幕府でも朝廷でもなかった。
このあと三十年の彼の余生の間にも実現しなかった
日本のあるべき姿が海舟の頭の中には生まれていたのだった。



               喜八郎☆記
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