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前進座遺産

此処で観たれば100年目
         ―山中貞雄上映会―


 五月に上演した松本清張先生の『左の腕』は、『町の入墨者』という前進座映画の印象から書かれたもの。
この映画を撮った山中貞雄監督は、松本清張先生と同い年。

28年の短い生涯だが、そのデヴューから天才の名を欲しいままにした。
が、残念ながら現在観られるのは三本の映画と幾つかの断片のみ。
前進座との第一作『町の入墨者』も幻のフィルム。

 馴れない映画の演技に戸惑って実力を出し切らない前進座の役者たちから
良いところを引き出してくれた大恩人。
『町の入墨者』の試写を見た役者たちは、自分が余りに上手いので嬉し泣きしたという。
第二作『河内山宗俊』第三作『人情紙風船』は、黙阿弥の歌舞伎を原作にしながら改作、
“今”を撃つ映画として高い評価を受けた。
今観ても決して古びては居ない。

 『人情紙風船』を撮り終えて戦場に向かった山中貞雄は帰ってこなかった。
現存する三本の映画の内の二本が『河内山―』『人情―』という前進座映画。
 この二作品がこの九月、久々に大スクリーンで蘇る。
処は東京国立近代美術館のフィルムセンター。“生誕百年映画監督山中貞雄”の特集には、
監督がシナリオを担当した『戦国群盗伝』、原案を映画化した追悼作品『その前夜』も上映される。
この二本も前進座映画。
 監督を偲ぶと共に、若き前進座創立メンバーの雄姿をご覧下さいませ。

18日(金)15:00戦国群盗伝 19:00河内山宗俊
19日(土)13:00人情紙風船 16:00その前夜
22日(火)17:00河内山宗俊
23日(水)11:00その前夜
27日(日)17:00人情紙風船
詳しくは、“フィルムセンター 山中貞雄”で御検索下さい。


喜八郎:記
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