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『木槿の咲く庭』だより

2010年3月公演ご紹介
前進座創作劇場
『木槿(むくげ)の咲く庭』
リンダ・スー・パーク=原作/柳田由紀子=翻訳 (新潮社刊)
◆公演日程◆
3月23日(火)~28日(日)予定

来年2010年は終戦65周年であり、日韓併合から100年に当たります。

そこで前進座では2010年3月、前進座劇場にて戦前から終戦までの韓国を舞台とした物語『木槿の咲く庭』(新潮社刊)を劇化、上演いたします。

物語はアボジとオモニ、兄妹と叔父の五人家族を中心に展開していきます。
主人公はこの兄妹です。
当時の韓国は、
日本人により食料、物資が強制的に徴収されるのはもちろん、
風習、言語、国旗、更には名前さえも奪われ、
韓国人の尊厳は巧みに否定され、日本人化させられていくのです。
タイトルにある木槿(むくげ)とは、夏から秋に白い花を咲かせる韓国の国花です。
しかし、この花ですら韓国人の反逆の精神の象徴とされ、燃やさせることまでおきます。
こんな暗鬱な時代ではあっても、
主人公である子どもたちの目はいつでも希望や楽しみを見つけ輝いています。
乗り物好きの兄テヨルは、いつか飛行機に乗りたいという希望を持って、叔父さんとガラクタを集めては自転車を組み立てています。
妹スンヒィは好奇心、向学心にあふれていて、大人たちや男たちだけの話にも耳をそばだて、謎を解き、機知に富んだ日記を描きます。
そんな二人にもやがて時代の暗い影が覆いはじめます。

これまで、前進座で韓国に触れた作品には、
三浦綾子さん原作の『銃口』(2003年初演)、
弁護士布施辰治の生涯を描いた『生くべくんば 死すべくんば』(2007年初演)があります。
これらは昭和の日本を描いた作品でしたが、
今回は韓国を舞台とし、韓国の家族の視点から同時代を描いていきます。
これは初めてのことで、劇界でも大変意義のある試みであると、自負と責任とを感じています。

原作者は在米韓国人二世のリンダ・スー・パークさん。
彼女が幼少の頃から聞いてきた母親の体験をフィクション化したのが今作品です。
リンダさんの作品は日本語に翻訳されたものはまだ少なく舞台化は今回の「木槿の咲く庭」が初演となります。
アメリカでは主に児童文学を書かれており、2001年にはニューベリー賞を受賞、本作では児童書の平和賞であるジェーン・アダムス賞他17の賞や候補作に選ばれています。
韓流ブームと円高の影響で今まで以上に身近となった隣の国、韓国。
しかし、根っこには未だに解決されていない思いが横たわっています。
真の友好平和を願う作品を目指します。

https://www.shinchosha.co.jp/book/505221/ (新潮社)
木槿の咲く庭

☆全国営業所・金子義広:記☆
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