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『夢千代日記』だより

“夢千代の歴史”が始まった

「生きたい。私、生き続けたいの」
文美さんが語る“夢千代最後の台詞”を
出演者一同くいいるように上下(かみしも)の袖から見つめていました。
緞帳がおりて客席の拍手が聞こえてきた瞬間、
目頭があつくなりました。
隣にいた辰三郎さんの目も真っ赤です。
「よし!この芝居はいける。」
新作の初日というのはいつも緊張と不安で迎えるものですが、
今回のドキドキ感もただ事ではありませんでした。
「大丈夫かなぁ」中国残留孤児役の私は
慣れない中国語とカタコトの日本語の台詞に悪戦苦闘。
けれど本番の舞台は不思議に心が落ち着きました。
客席の温かくて優しい空気に包まれている自分がいました。
本当のお母さんかもしれない、
いづみさん演じるスミさんの顔をじっと見つめるだけでいいんだ、
それでいいんだ。
客観的なことは私にはわかりません。
ただ芝居が進行するにつれて、あれほど緊張していたみんなが、
本当に生き生きと、水を得た魚のように動きはじめたことは確かです。
客席と心が一つになった気がしました。
戦争、原爆という重いテーマを物語の中心にして、
笑いあり涙あり、歌ったり踊ったり、記憶喪失があって、恋もあって、
韓流ドラマもびっくりのてんこ盛りの舞台に客席は大喜び。
旅一座の場面の盛り上がり、本当に凄かったなぁ…。
かくして『夢千代日記』は産声をあげました。
忘れられない初日になりました。
皆さんに感謝感謝です。
けれど“夢千代の歴史”は今始まったばかり。
初日はその独特の勢いとお客様の温かさに助けられました。
実は課題がいっぱいあるんです。
本物になれるかどうか、これからが本当の勝負です。
どうか末永く、産まれたての『夢千代日記』を見守ってください。
よろしくお願いします。

記・柳生啓介
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