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『龍の子』旅だより

イチカバチカの赤鬼
「“イチカバチカ”でやってごらんなさい」
イチカバチカ、イチカバチカ…
寛穂先生のこの言葉を呪文のように唱えながら、夢中で駆け抜けた8ステージでした。
『龍の子太郎』は11月12日、府中の森芸術劇場で無事に今年度の千穐楽の舞台を終えました。
笛あや(トリミング)JPGcap007
たつのこーあかおにーやぎゅ(トリミング)cap009
赤鬼ー太郎(トリミング)cap030-2

日本全国すでに60ステージを重ねてきている名作『龍の子太郎』に、私はなんと今回赤鬼役で初参加。
しかも『夢千代日記』が終わってからの稽古日数はわずか3日…。
みんなの足を引っ張ってはいけないという極度の緊張感から、おっかなびっくりで稽古に参加しました。
そんな私を見て振付の吾妻寛穂先生は、
「柳生さんらしくない。赤鬼はとにかく愛嬌が大事なの。もっと自由にのびのびとやって。」
それでもガチガチな私に、
「“柳生流”でいいわよ。もっと楽しんで。振付なんかどうでもいいから。イチカバチカでやってごらんなさい。」
私の中で何かがふっきれました。

イチカバチカで飛び跳ねる赤鬼をみて、
一人ぼっちだった赤鬼が太郎と“ともだち”になれたのをみて、
子どもたちは大喜びでした。
そのあまりの歓声に一番驚いたのは演じている私自身でした。
身体が震えました。
興奮しました。
『オバケちゃん』『まえがみ太郎』『トガリ山のぼうけん』…
何も知らない私に芝居の楽しさ、舞台の喜びを教えてくれたのはいつも子どもたちの歓声でした。
私の演劇の原点は児童・青少年演劇だった、と今回改めて思い知らされました。

私が一番好きな台詞は、赤鬼が太郎に言った“ありがとう”です。
私は今たくさんの人にそれを言いたいです。

演出の鈴木さん、ありがとう。
突然の配役に最初は恨みましたけど今は感謝です。
寛穂先生、ありがとうございました。
あの呪文は実によく効きました。
『龍の子太郎』班のみんな、ありがとう。
やっぱり足を引っ張ってしまったようです。
斎藤投手ではないけれど、素晴らしい仲間を持っていることを私は誇りに思います。
そして、赤鬼に身を乗り出して声援を送ってくれた客席の子どもたち
本当に本当にありがとうございました。

あっ、いかん。
明日から『くず~い屑屋でござい』の稽古入りでした。
イチカバチカ、イチカバチカ…。


記:赤鬼役☆柳生啓介☆
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