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『お登勢』旅日記14

矢之輔旅日記14

お登勢人形における哲学的考察

  「お登勢」の幕が開くと、お登勢の人形一体、その表情がとても印象的で、「顔が動くんですね」という、ありがたいご感想をいただきました。目の開閉だけなのに、ちょっとした角度で表情が変わる。作者・人形恒さんの真骨頂。扱っているのは、浅葱者の三善歩を勤めている又野佐紋君が主遣い。また褒められちゃったよ、佐紋ちゃん。
 「舞台でお登勢の人形の主遣い(頭と右手)をやっていると、不思議な感覚になる時があります。僕が人形を操ってるはずなのに僕はそこにいない。操ってるはずの僕が実はお登勢人形に命を吹き込むために操られてるんじゃないか…なんて思う時があります。
  照明の暗い舞台で人形にだけ明かりがあたり、僕の視界には一緒に操ってる俳優も客席も見えません。人形と僕だけの時間になり、人形は生きて僕は存在を殺して舞台に立つ。こんな不思議な感覚は役者としてそう味わえるものじゃないと、日々楽しんでいます。
  初演の時、人形の稽古には本当に苦労しました。でも、その甲斐あってか人形への評判は高く、『人形良かったよ』と聞くと嬉しくなります。
  『お登勢』静岡巡演も折り返しです。千穐楽まで役者としても、人形遣いとしても楽しみながら頑張りたいと思います。」
  いやあ、なかなか哲学的やなあ、山口県出身は。

人形主遣いの、佐紋君
人形主遣いの、佐紋君

  顔が見えない黒衣の中で、毎日真剣勝負をしたはる。人形から生身のお登勢に変わるところも、お客様のどよめきが起こる瞬間、ジェームス先生が一番こだわらはったところ、今も毎日、彼は挑戦してまんのや。
【又野くんから貰った竹の子を、毎年美味しく頂いてる 矢之輔 記】
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