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『お登勢』旅日記15

矢之輔旅日記15

旅は道連れ、日課漬け
 
  この旅も、後半に入って参りました。静岡県内を行ったり来たり、短い移動は島田から菊川、あいだは金谷ひと駅、12分という短距離。随分楽な旅やと思わはるでしょう、楽でんねん。
  芝居で有名な宇津谷峠、「切られお富」に出てくる薩垂峠も通りましたし、「解脱衣楓累(げだつのきぬもみじがさね)」という大南北の名作、わてらが本邦初上演した芝居には金谷の娘と島田の息子、菊川という名前も出てきます。そろそろこの芝居も再演したいものでんな。
  まあ移動は楽でも、荷物の揚げ降ろしをやってる若手は結構つらいと思うけど、そんな最中にもよう勉強したはる。
  津田家の下僕やって、貢人形の足も遣うてるマ~くんこと、寺田昌樹くん、みんなで何の勉強したはるのや?ちょっとご報告を。
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昌樹君の「津田家下僕・多助」

 「我々若手は巡演中わずかな時間を作り踊りやお芝居の勉強をします。『日課』というのですが、今回は10月前進座公演出演者が多いということもあり『俊寛』の一場面を勉強することにしました。実はこの演目や配役は我々で決めて稽古をし、最終的には10月の末勉強会として座内発表が出来ればと思い立ち上げた『日課』なのです。
 今はまだ読み稽古の段階で瀬川菊之丞さんの指導のもと、役の感情や台詞のリズムなどことこまかに教えてもらっています。一人一人に表現の仕方やテンポ、リズムなど課題が沢山ありとても難しいのですが、とても勉強になりやりがいのあるひとときです。時には配役を変えて読んでみると自分の役以外の人間の心情がわかり作品をより深める事が出来、表現の仕方も変わってくるのでこの点からも学ぶことが大きいです。(二枚目、立役、女形と表現の仕方が違うのは当り前なのですが実際演じて見るとなかなか出来るものではありません)
 今はまだ読み稽古の段階ですがいづれ立稽古になりまたそこで新たな課題が山積するかと思います。本当に10月に発表出来るのでしょうか?今からとても心配です。(かなり緊張すると思うし…)ただ発表することも大事ですが、役々を深め理解しその中で歌舞伎独特のテンポをくずさない稽古(勉強)をして今後に身につけるというのが大切だしそれも今回の我々の主旨のひとつとなっております。
 今回はとてもいい機会ですし、どちらかというと私は勉強をおろそかにしていた方なので『俊寛』を通して歌舞伎について、演じる事についてしっかりと学んで行けたらいいなと思っている所でございます。」

  みんな芝居に飢えて貪欲になってま。ええこっちゃ。えっ、おじさん何してまんの?って言われても、わてはこの日記が旅の日課。旅の日記は書き捨て、でんがな。
【結構この日記にハマッてる 矢之輔 記】

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