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国立・開幕:妻倉和子

   前進座長屋から
こんにちは


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 終了時間を気にせずにとことん芝居の稽古に没頭したい、
家族のことも心配することなく舞台に専念したい、
と昭和12年劇団創立6年めにして
吉祥寺に稽古場と事務所と住宅を建てた
創立メンバー達の演劇への熱き思いと実行力!
私たちは現在どれだけ継承し発展させることができているか、は、
別の機会に検証することにして…。


 『自宅は稽古と研鑚を積む場ゆえ相互の訪問は禁止』とか
『当番制の夜廻り』などいくつかのルールはあったけれど、
食事は大食堂で全員まさに同じ釜の飯。

 当時としては珍しい電動式洗濯機と大きな電気乾燥室、
男女別れた浴室に日用品から生鮮品まで購入できる売店。
子ども達はみんなで叱って皆で育てる等々…
その徹底した協同生活振りは全て
芝居が中心で廻っていたのでした。

 七十四年たった今でも、
よその子も同じ様に叱り大変な時はお互いの子供を預かる、
全国のお客様から届く美味珍味はご近所さんみんなでおすそわけ、
「火の用心チョ―ンチョン」と拍子木の音を夜空に響かせる
夜廻り当番も現存…等々
ホットな伝統はちゃんと受継がれて…
ただ昔と大きく違うのは、
芝居の反省会及び打ち合せと称した“相互訪問”は、
あちこちで深夜に及び日常茶飯事に。
         
 なにはともあれ、いまどき珍しい
平成版・江戸の庶民の長屋生活を
地でいっているような私達。

 今回の『唐茄子屋』も――
道楽が過ぎて勘当された若旦那が伯父さん夫婦に拾われて
「いっぺんでいいから自分で銭を稼いで来い」と、
にわか唐茄子屋に仕立てあげられ、
途方にくれているところを
親切で気のいい長屋連中が寄ってたかって面倒をみる―
―という芝居。

 それは、今はすっかり忘れ去られつつある
人間社会の美しき原風景だと私は思うのです。

 この度の公演、東日本大地震で被災され
赤坂プリンスホテルに避難していらしゃるみな様方を、
演劇の力が困難を乗り越える一助になり
明日への希望に繋げて頂ければという思いから、
ご招待しております。
 みな皆とご一緒に楽しいひとときをお過ごし頂ければと思います。

 尚、支援は継続が大切なので、
終演後に出演俳優が募金箱を持ってロビーに立たせて頂く予定です。
よろしくお願い致します。

      P1030330.jpg

 本日の担当は『唐茄子屋』と『口上』に出演の
妻倉和子でした。
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