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『さんしょう太夫』だより

教えを伝えて
今回は、‘あんじゅ’を演じている小林祥子さんにお話を聞きました。
前進座では、あんじゅ役は女優さんだけですが、
づし王は男優だけでなく、
女優さんも演じています。
祥子さんはあんじゅとづし王という姉弟、
その両方を経験しています。

芳三郎「初めて『さんしょう太夫』という芝居についたときは、づし王でしたね」
祥 子「そう。二十代の頃ね。その時のあんじゅは先輩の女優さんだった、
    とても残念なことに、退座されたけど」
芳三郎「確かに残念でした。
    づし王時代に、なにか思い出ありますか?」
祥 子「一番の思い出は、あなたのお父さんに丁寧な演技指導を受けたことね。
    お父さんのおかげで、舞台に立てたのよ」
芳三郎「六代目芳三郎に教わったんですね。どんな教えでした」
祥 子「私は前進座に入ったばかりの新人だったのだけど、
    もう手取り足取り、ほんとに丁寧に教わったの。
    セリフはもちろん、足の運びから、歩幅まで。目線の高さ手の使い方。
    全て教わって舞台に立てたの」
芳三郎「そうですか・・・ちょっと、胸が熱くなってきますが・・・
    うちの父はほんとに丁寧な教え方でしかたからね。」
祥 子「私が‘づし王’の時教えて頂いたことは、
    今づし王を演じている竹下君に伝えているつもりよ」
芳三郎「その通りです。
ほかに何か思い出ってあります?」
祥 子「う~ん・・思い出って言うか、やっぱり失敗談に
    なっちゃうけど・・・」
芳三郎「いいですよー、もう昔のことなんだから」
祥 子「なら言うけど、づし王のセリフで『竹鋸を持て!!』
    というのがあるでしょ」
芳三郎「はい、‘たけのこぎり’ですね、その道具で、
    罪人の首をはねるという。芝居のクライマックスですね」
祥 子「そう、そのクライマックスでね、
    『‘たけのこ’を持て!』と言ってしまったの」
芳三郎「だーっはっはっはー・・・た、たけのこって、食材ですか・・
    たけのこご飯作るんですか・・はっはっは・・」
祥 子「・・・・・・・」
芳三郎「あ、・・すみません・・なんか、可笑しすぎて・・
    でも、祥子さん、そんな失敗誰でもしてますよ。
    僕もづし王やってた時、ありましたよ」
祥 子「どんなこと?」
芳三郎「づし王が、国分寺の聖に助けを求めるでしょ、
『おひじりさまー、おひじりさまー』って叫ぶ場面」
祥 子「うん、とっても盛り上がる場面よね」
芳三郎「その時にね、
    『おじりひさまー
     って、言っちゃったんです」
祥 子「笑、笑、笑・・なに、おじりひさまって・・・・」

お互いの失敗談で盛り上がっちゃいました。
なんだかとっても楽しいインタビューでした。
では、祥子さんの‘あんじゅ’の写真で、この記事を終わります。
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『さんしょう太夫』だより

テレビを降りて・・・

今回は『さんしょう太夫』で、太夫の末の倅・三郎を演じていらっしゃる、
益城宏さんにお話をうかがいました。
この先輩と私芳三郎は、『さぶ』という芝居で、
益城さんの栄二、私のさぶで、長いことコンビを組ませていただきました。
とっても面倒見の良い兄貴分です。

三郎の扮装です。
歌舞伎のメークを取り入れて、
荒々しさ、残忍さを出していますね。
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かつらも凝った作りになっていて、髪の毛がちぢれ毛になっています。

さて、益城さんも『さんしょう太夫』には長いこと関わっています。
きっといろんなエピソードがあるはず!
うかがってみましょう。

芳三郎「さんしょう太夫について、どんな思い出がありますか?」
益 城「忘れられないのは、なんといっても沖縄の体育館公演だね」
芳三郎「でました!体育館!・・そうきましたか、で、どんなことが?」
益 城「あれはね・・たしか、1979年の巡演だね」
芳三郎「33年前!!・・益城さんが、バリバリの若手だった頃ですね」
益 城「まあね。
    ある先輩が旅の始めに体調を崩してしまって、
    悪化したらこの先舞台を務められないかもしれない。
    だから急遽沖縄に飛んで、さんしょう班に参加しろと言われたんだな」
芳三郎「へぇ~・・そんなことが。
    でも益城さんのスケジュールが空いてて良かったですね」
益 城「いや、空いてなかったよ。
    梅之助さん主演の時代劇「伝七捕物帳」の出演が決まって、
    撮影の予定が入ってた。
    その仕事を降りて沖縄に飛んだ」
芳三郎「えー!!?・・それは・・ちょっと、悔しかったんじゃないですか?」
益 城「でもしょうがないよ、緊急事態だったんだから。
    当然稽古もなくて、とにかく沖縄に行って班に合流して、
    演出部の仕事を手伝いながら舞台を見て覚えて、
    その先輩の体調が悪化したら、すぐに代わって舞台に立てということだった」
芳三郎「いや~・・それは大変でしたね。
    で、結局代役に立ったんですか?」
益 城「うん・・それがな、その先輩体調が悪化することはなく、
    無事に千穐楽まで舞台を務めることができた。
    だから、おれはずっと演出部の仕事をして旅を終えた」
芳三郎「・・・・なんとも、気の毒でしたね・・」
益 城「でもな、そのおかげで体育館仕込みのことは、なにからなにまで覚えたよ」
芳三郎「そうですね!!
    ・・僕も益城さんから体育館仕込みのこと、いっぱい教わりましたもん!
    ほかに何かありますか?」
益 城「あのときの旅はな、巡演中に公演が増えていったんだな。
    スタートした時点では40ステージだったのが、最終的には45ステージになった」
芳三郎「巡演中に公演が増える・・・今じゃ絶対考えられないですね」
益 城「うん。
    あのとき芝居の評判が評判を呼んで、
    他の学校からぜひうちでも公演をと、要望が来た。
    なにしろ自分とこの体育館でやるわけだから、
    こっちのスケジュールさえ空いていれば公演はできたんだ。
    おかげで、旅中の空き日はほとんど無くなったけどな(笑)」
芳三郎「いくら自由の利く体育館公演と言っても、5回も公演が増えるなんて。
    『さんしょう太夫』って凄いですね」
益 城「それだけ魅力のある芝居なんだよ。
    だからもうすぐ1000回なんだ」

その通り!!『さんしょう太夫』班、本日富山にて、981回目の公演です。

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『さんしょう太夫』だより

ぎふ長良川の鵜飼

『さんしょう太夫』班、岐阜公演を終えて、
この日は完全オフ日。
班のみんなで鵜飼の見物に行きました。

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屋形船に乗って、長良川の鵜飼観覧ポイントに向かいます。

出発前に鵜匠さんによる、鵜飼の説明。
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鵜が鮎をくわえてから吐き出す様子を間近で見られました。

そして、出発。
雰囲気最高、風景も最高。
山の上には岐阜城。
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船の中ではお酒やおつまみを持ち込んで宴会です。
今日はお休みなので、みんな思いっきりリラックスして、お酒いただいてます。
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ありゃ、益城さんの顔、半分になっちゃってる、ごめんなさーい。

鵜飼観覧ポイントに着いたら、暗くなるまで休憩。
いさく君に船の前で写真撮ってと頼んだら、
船頭さんが、「はっぴ着たほうがかっこえーから」と。
終始にこやかで親切な船頭さんでした。
では、せっかくなのでお借りして・・・
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いよいよ鵜飼の始まりです。
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(小栗銀太郎君撮影)

舳先で焚かれるかがり火と、
鵜匠さんの恰好がなんともかっこいい。
このかがり火は照明と同時に、
鮎を驚かす役割もあるそうです。
そして、鵜匠さんの手縄に導かれ、
一生懸命に鮎を追う鵜の姿に、感動してしまいました。

頑張って働いた、鵜たち。
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アップもいただきました。
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気のせいかもしれませんが、この鵜たち、
なんとな~くカメラなれしてるような。
カメラ向けるとじっとするんですもん・・・

二匹が口を合わせています。
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船頭さんによると、語らっているのだそうです。
お互いの働きをねぎらっているのでしょうかね。
もしかして、ラブラブだったりして。

鵜飼、観覧できて本当によかった。
とてもいい休日になりました。
このツアーを仕切ってくれた、
班のメンバー、江林さんと、小栗君(元前進座の栗沢くんです)に、
感謝!!

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『さんしょう太夫』だより

こんな夢

今回は夢のお話です。
と言っても、将来こうなりたい、あぁなりたいという夢ではなくて、
睡眠中に見る夢の話です。
役者は芝居に関する様々な夢を見ます。
しかし残念ながら、いい演技ができたとか、褒められたとか、
そういう夢ではなく、
ありえない状況にいるとか、追い詰められているとか、
寝ているとき、多分うなされているであろう・・・そんな夢です。

たとえば、本番中の舞台にきちんと扮装して立っているのですが、
観たことも聞いたこともない芝居に出演していて、周りの役者が演技を続ける中、
自分だけは何をやればいいのか、全くわからない・・という夢。

明日初日なのにセリフも動きもなにもかも、全然覚えていない・・という夢。

芝居中の役替わりで、急いで衣装を着替えなければならないのに、
どうしても袖に腕が入らない、袴に足が入らない。
焦れば焦るほど着替えられず、
出番のきっかけがどんどん迫ってくる・・という夢。

役者なら誰でも一度はこんな夢を見るはずです。

私は今でも覚えている夢があります。
あれは20代前半の頃、京都の南座公演『瞼の母』という芝居で、
若いやくざ者と芸者をやっていて、毎回やくざ者から芸者に扮装替えするのが、
いつも時間ぎりぎりでした。
そんなあるとき、私は夢の中でも芸者の早変わりをしているのですが、
女形の役ですから、白粉で顔をきれいに白く塗らなければならないのに、
いくら塗っても顔が肌色のままという夢を見ました。

「え~!!?・・・な、なんでこの白粉、白くならないんだぁー??!!」
と、泣きそうになるんですけど、夢の中で「あれ、もしかしたら・・これ夢?・・あぁ、そうなんだな、きっと夢だ・・」
その途端目が覚めて、やっぱり夢か・・あぁ~よかった・・と、ほっとしました。

さて、我が『さんしょう太夫』班のメンバーN君が見たのはこんな夢。
状況説明をすると、前にも書いたようにこの芝居は、
舞台の上で説経師が笠と衣を脱ぐと、これから演じる役になるという演出。

その日は1,000人以上の客席がほぼ満席。
N君はいつものように、おごそかな気持ちでゆったりと笠をとり、
衣を脱ぐと・・・下にはなにも着ていなかった。

「どぁーっ!!!・・おれ、衣装着るの、わすれてるしー!!!」
と、そこで目が覚めたと。
しばらく胸がどきどきしていたそうです。

いやはや、千人のお客様の前で、衣脱いだら素っ裸だったとは・・・
N君、ほんっとに、夢でよかったね・・・

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『さんしょう太夫』だより

900回以上もやれば・・・
『さんしょう太夫』班、今日も全員元気に旅を続けています。
今回は、
武井さんと共に“語り”を長年やってこられて、
語りだけでなくいろんな役もやられて、
『さんしょう太夫』のことは、
なんでも知り尽くしていらっしゃる。
そして若手の指導役でもある、
前園恵子さんにお話を伺いました。
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芳三郎 「恵子さんは、今までの『さんしょう太夫』の公演で、どんな思い出がありますか?」
前園  「900回以上もやればね、やっぱり失敗談というのも当然あるわね。
     今でも覚えているのは説経節の語りでね、
     同じ部分を二度繰り返し語ってしまったことがあるの。」
芳三郎 「へぇー・・そんなことが。めずらしいですね、どの部分でしょ?」
前園  「うん。初めてこの芝居をご覧になる方もいらっしゃるから詳しくは言えないけど、
     長い語りの最中に、ある登場人物が舞台上で扮装を変えるのね。」
芳三郎 「はい、はい、あの語りですね。」
前園  「そう。
     語りが終わるまでに、舞台上で衣装とかつらを変えなければならないのだけど、
     衣装替えがまだ慣れてなくて、語りが先に終わってしまうのね。
     だからなるべくゆっくり語って、
     衣裳替えの時間を稼いであげようということになったの。」
芳三郎 「あぁ、あの語り。三番まである長い語りですよね。
     その語りの間に、その人物の姿が変わるという。
     それでどうなったんですか?」
前園  「三人で語るのだけど、三人が三人とも、二番を繰り返し語ってしまったの。
     語っているうちに、『あら、これいま語ったのに、また同じところ語っている!』
     そう気づいたときは、もうどうすることもできなかった」
芳三郎 「そりゃ、語りが始まったら途中で戻るなんてできませんもんね。
     いやー・・そんなことがあったんですか。でも、どうして同じところを・・・」
前園  「そうね・・・いつもよりゆっくり語ろうと心掛けていたら、
     いつの間にか同じところを語っていた・・・
     あっちゃいけないことだけど、
     そうとしか言いようがないわね。」
芳三郎 「うーん・・・でも、大事な語りを飛ばしてしまったのではなくて、
     二度語ったわけですから、まだ良かったですよね。」 
前園  「そうなのかもね。衣装替えをしている子たちは、『今日は余裕でした』、
     なんて言ってたけど、そりゃ余裕よね、いつもより多く語ってるんだもの(笑)」

確かにミスだったかもしれないけど、同じミスは絶対に繰り返さない。
それが大事ですよね、恵子さん。

失敗談もあるけど、感動的なエピソードもいっぱい。
長い歴史のある『さんしょう太夫』班。
通算970回を越え、さらに旅は続きます。

と・・・ここでこのブログは終わりのはずでした。
ところがですね、今日の公演で私は舞台に、
ある小道具を落としてしまって。
それに気付かず袖に引っ込んでしまいました。

舞台に残っていてはいけないはずのものが落ちている・・・
で、その小道具を芝居中に拾ってきてくださったのが、
なんと前園さんでした。
恵子さん、すみませんでした、もう二度と落としません・・がっくり

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『さんしょう太夫』だより

最も長く舞台にいる役者
『さんしょう太夫』では、説経節の語りと同じくらい大事なものがあります。
それは、楽器演奏です。
藤井偉策(いさく)君は、
太鼓、締め太鼓、銅鑼担当で、誰よりも長く舞台に登場している役者です。
つまり、誰でも何度か袖に引っ込んで、ほっと息を付ける時間がありますが、
いさく君は場面転換の時も、ずっと舞台に残って太鼓を叩き、
芝居の進行を助けています。

開演前は楽器の点検、準備
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締め太鼓の、「調べの緒」または「しらべひも」とも言いますが、
この紐を毎日丹念に締め直します。
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仕上げは2本のばちを使ってこのように締めます。
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これで、締め太鼓はいつものように良い音が鳴ります。
我が班でこの作業ができるのはいさく君だけです。

全ての準備が整うと彼なりの稽古開始。
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幕が開くと彼はずっとここに座って楽器を演奏します。
彼の太鼓を合図に芝居が進行しますので、
この芝居の指令塔のような存在です。
太鼓や締め太鼓の単独演奏だけでなく、
時には太鼓と締め太鼓、または太鼓と銅鑼を同時に演奏します。
その演奏には抜群の安定感があり、安心して聞いていられます。

そんないさく君にいくつか質問してみました。
芳三郎 「さんしょう太夫で太鼓叩くようになって、何回くらいステージ踏んだ?」
いさく 「150回以上っすかね」
芳三郎 「ずいぶんやったねぇ、なにか印象に残ってることある?」
いさく 「印象ってゆーか、すごく困ったことがありました」
芳三郎 「ほー、どんなこと?」
いさく 「みなさんは芝居で汗をかいて、暑いっておっしゃってますけど、
     僕はずっとここに座っているので、
     ほとんど汗もかきません。
     ある時、舞台の冷房が僕の座っている場所に直接当たっていて、
     芝居中にとても体が冷えてきて、
     だんだんお腹まで痛くなってしまいました。
     なんとか、持ちこたえましたけど、あの時はほんとに辛かったです。
     その日以来、
     念のため衣装の下に腹巻きをしています。」
芳三郎 「そうなんだ、そりゃ辛かったろうね・・・
     でも、腹巻きはグッドアイディアだね、
     あ、ホッカイロ!四、五枚腹巻きに突っ込んどいたら?」
いさく 「い、いえ、そこまでしなくても・・・汗だくになっちゃいます・・よね・・」
芳三郎 「あっそ・・・ほかになんか、そうだな、嬉しかったこととか」
いさく 「嬉しかったこと・・・そうですね。
     ここに座っているとお客さんの顔がよく見えるんですけど、
     みなさんがとても引き込まれて観てくださってるんです。
     それが嬉しいっすね。」
芳三郎 「そうだよなぁ、それが一番だよ。
     じゃ、おしまいに、突然だけど、今何がしたい?」
いさく 「子供と遊びたいっす・・会いたいっすねぇ・・」
芳三郎 「そうか~・・いくつになった?」
いさく 「三つっす」
芳三郎 「三つ・・・そりゃ、会いたいよなぁ」
いさく 「はい・・でも、久しぶりに会ったときの感動が大きいんで、
     それ楽しみに旅、頑張ります。」

三歳の息子さんに会えるのを楽しみに、「パパいさく」は今日も太鼓を叩きます。

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『さんしょう太夫』だより

今年中に、1000回目

『さんしょう太夫』という作品は、説経節の語りが大きな役割を担っています。
語りがしっかりしていないと、この芝居は成功しません。

語りと言っても、節がついているので謡うのですが、
「ただ謡うのではなく、内容をしっかり伝えるために、語って聞かせる気持ちを強くもって」
ということで謡いではなく、「語り」と呼んでいます。

この「語り」で、『さんしょう太夫』という作品を長年支え続けてこられたのが、
武井茂先輩と、前園恵子先輩です。

今日は、武井さんにお話をうかがいました。
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芳三郎「『さんしょう太夫』について、どんな思い出がありますか?」
武 井「う~ん・・・たくさんありすぎて困っちゃうなぁ。
    なにしろ960回以上やってるからね。
    そう言えば600回記念公演はちょっと悔しかったな」
芳三郎「え、悔しいというと?」
武 井「あの頃『さんしょう太夫』は、二班に分かれて巡演をしていたんだよね。
    さんしょうA班、さんしょうB班というぐあいに。
    それで、ちょうど600回目の時は同じ日に二班とも公演があった。
    しかも開演時間も全く同じだったので、いったいどっちの班が
    600回目の公演になるんだということになった。
    ところがB班は直前になって開演が5分遅れて、
    A班は定刻で開演した。
    そのために、5分早く始まったA班が600回目、
    B班は601回目ということになっちゃった。
    で、僕はB班だったから、600回目の舞台は踏めなかった」
芳三郎「なるほど~・・・たった5分の差で600回記念公演を逃したと!!
    う~ん、それはちょっと悔しいかも・・・でも、武井さん、1000回目は・・・」
武 井「そう!!1000回記念公演は、
間違いなく勤めさせていただきますよ!!」

武井さんの目がらんらんと輝いていました。
自分が心から大事に思える芝居があるって、とっても素敵ですね。

『さんしょう太夫』班、本日965回目の公演です。

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『さんしょう太夫』だより

旅、始まりました
『さんしょう太夫』班、舞台稽古を終えて中部北陸の旅が始まりました。
東京に帰ってくるのは8月5日。
暑い、暑い夏の旅です。
熱中症に注意ですね。
全員が一度も体調を崩すことなく、
全ての公演を充実したものにできるよう旅を続けたいです。

この芝居は、説経師たちが『さんしょう太夫』という物語を語るというものです。
玉木、あんじゅ、づし王など様々な役がありますが、
それは説経師たちが、
その役に扮しているという設定です。

楽屋廊下で開演を待つ一人の説経師。
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彼もまた、舞台上で笠と衣を脱ぐと、
『さんしょう太夫』という物語の登場人物の一人となります。

大勢の説経師がどこからともなく現れて、
それぞれの役に扮し演じ、
説経節を語り楽器を演奏します。
物語が終わると説経師の姿にもどって、
何処ともなく去っていく。
そしてまた別の土地で、
『さんしょう太夫』という、あんじゅとづし王の哀しい物語を語り継いでいくのです。

でも、でも、そんな説経師たちだって、一日の勤めを終えるときっと、

かんぱーい!!なんて言って、楽しいひと時を過ごすのでしょうね。

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『さんしょう太夫』だより

初日はすぐそこ
『さんしょう太夫』というと二十代のころ、中学校の体育館公演をしたのを思い出します。
前日の夕方から体育館で仕込みを始めて、
次の日の朝九時半から芝居をやって、
終演後すぐに撤収して次の中学校へ移動、
夜九時過ぎまで体育館で仕込みをやって、
そして次の朝公演。
この繰り返しの毎日でした。
確かにきつかったけど、
中学生たちが次第に芝居に引き込まれてきて、
おしまいには、体育館いっぱいに拍手が鳴り響くのが感動的でした。
体育館仕込みというと、
当然普通の演劇ホールを仕込むよりずっと大変で時間も掛かるんですけど、
毎日体育館だったから、
段々みんなが体育館仕込みのエキスパートみたいになっちゃって、
まったく無駄のない働きぶりになるんですよね。
で、結局演劇ホール仕込むのと時間的に対して変わらなくなってきたのを覚えています。
慣れるってすごいですよね。

芝居も何度も再演して慣れてくるとずっとよくなることありますけど、
逆に気持ちの新鮮さがなくなったりする怖さもありますよね。

その新鮮さが無くならないように、
『さんしょう太夫』の稽古は連日白熱しています。 

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三郎役の益城さんと、あんじゅの祥子さん。
あんじゅが三郎に責め立てられている場面です。
迫力も当然必要ですが、怪我の無いようにしないとね。
ですので入念な段取り稽古中です。

『さんしょう太夫』の一つの特徴である楽器演奏。
江林さんと、北澤さん、稽古の合間に打ち合わせ。
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ちなみにわたしの担当楽器はこちら
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「びんざさら」と言います。
ジャッ、ジャッ、といい音がします。

『さんしょう太夫』の旅はもうすぐスタートです。
これから伺う公演地の皆様、待っていてくださいね!!

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『さんしょう太夫』だより

『さんしょう太夫』稽古中
芳三郎です。
『さんしょう太夫』で、さんしょう太夫の息子、二郎をやらせていただきます。
ところで、稽古初日のわたくしはこんな頭。
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『シズウェは死んだ』の役作りのため強いパーマをかけて、髪の毛クリンクリンにして、
それが伸びて日に日に膨張してったんですけど、自分では結構気に入ってたんですよね。
でも、『さんしょう』の稽古始まったから、もう前の芝居引きずるのやめようと、
ばっさり切って、

稽古二日目のわたくし。
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いやぁ~、さっぱりした~・・・ってなんのこっちゃ。

なにはともあれ『さんしょう太夫』、ただ今稽古真っ最中です。
わたくし、『さんしょう』班の総務室長兼ホームページ担当ってことで、
このブログにこれからちょくちょく登場します。
どうぞ、よろしく!!

ブログでは、
芝居終わってリラックスしてる素の役者の姿をご紹介したいんですよね~。
あ、だから飲み会の話ばかりになっちゃうのか(笑)

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『さんしょう』旅だより

959回
四国から、宮津(京都府)、刈谷(愛知県)を巡演してきました『さんしょう太夫』班、
昨日、多治見(岐阜県・夏の暑さでは国内一二を争う)にて無事に千穐楽を迎えることが出来ました。
ご観劇頂きました皆様、
暑い中で搬出入をお手伝い頂いた皆様、
本当にありがとうございました。

今回の旅中で特に思い出深いのは、
『さんしょう太夫』ゆかりの、丹後由良界隈を訪れたことです。
古い伝説故、決定的な遺跡があるわけではありませんが、
青々と木々が生い茂る山や、砂浜を眺めて、
あんじゅ・厨子王に思いを馳せる…というのは、
何もない舞台空間を海や山に変えなければならない一座にとって得難い体験でした。

昨日の公演で、実に959回!
来年には1000回を迎える『さんしょう太夫』です。

昔々、
丹後の山々で柴を苅り、浜で汐を汲んで生涯を終えた名もなき奴婢達、
そして『さんしょう太夫』を語り継いだ説経師たちは、
自分たちの物語が、何百年も後に様々な形で語られていることを知ったら、きっと驚いたことでしょう。

寄り添う姉弟…
写真は、由良川近くの公園に立つ、あんじゅと厨子王像です。
(前からの写真はよくあるので後ろ姿でどうぞ)
あんじゅが命を落とすことなく、こうして姉弟仲良く両親を尋ねて旅をして行けたのなら、どんなにかよかったことでしょう…。

でも舞台の登場人物達は幾度でも蘇って物語を伝えて行きます。
来年の公演もどうぞご期待下さい!

高柳育子・記
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『さんしょう』旅だより

石田聡でございます。
さんしょう太夫の伝説の地、由良の近くは宮津の湊から大きく移動しまして、
愛知県は刈谷市にやってまいりました。

今回は刈谷市仏教会様の主催です。
この、『さんしょう太夫』公演史上初めてと云う仏教会様の主催。
朝8時からの搬入ですが、やっぱり暑いです。
そんな中、お手伝いにきて下さった方々も、やはり御坊様。
ちなみにワタクシ、当公演班の荷物係(お荷物ではないですヨ!)をしておりまして、
僭越ながら搬入に際しての注意点などを、その都度事前にご説明する作業などもしておりますが、
お坊さんに説明とか、なんだか緊張してしまいます。

そして公演。
開演前に主催者様との対面式。
記念撮影で皆様と御一緒に集合写真。
舞台で記念写真
----看板にあるとおり、仏教文化公演会。
『さんしょう太夫』はお地蔵様の話なので、まつわるお話として決して無縁ではありません。
これが仏縁と云うものでしょうか。
開演すれば、900名様を超す入場。
本当にありがとうございました!

残すところあと1ステージ。
しかしそれも1000回公演達成へ向けての一歩。
まだまだ続きます。
これからも芝居を愛する皆様と御縁あります様に…。

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『さんしょう』旅だより

丹後の国、由良の湊に着きにけり…
7月24日(日)、まさに安寿とづし王が売られたさんしょう太夫館跡のあるところ!!での公演は、
初演から数えて957ステージめ。
公演会場の<宮津会館>は〔船〕を思わせる海沿いにマッチした建物で、手前の橋もヨットを模したお洒落な作り。
海辺の会館  会館全景

足に優しい木を踏みしめ、河口に靄ってある真っ白なボートやヨットの群れを右手に見ながら橋を渡ると、
会館正面に『さんしょう太夫』の立派な横看板が!!
『さんしょう』看板が…
地元の様々の方面の皆さま方のご尽力で、たくさんのお客様がお運び(なんとプレイガイドで23枚、当日売りも26枚という数が…!これは宮津の会館始まって以来の快挙だそうです)下さいました。
全席自由席だったので、かなり早い時間から皆さま並んで下さっていて、ロビーも熱気ムンムン。

ところが…
冷房が故障して、開演までには復旧不可能という現実が…!!!
チケットを普及して下さった実行委員の方や会館の職員さんが扇風機をかき集め、
場内のあちらこちらに設置して下さいましたが、大きな扇風機
音がするので、結局上演中はストップ。
舞台上の私たちも衣装かつらを付けたうえに照明に照らされながら動き回るので、流れる汗に脱水症状にならない様、スポーツドリンクを余分に用意したり冷却スプレーしたり冷えシート貼ったり…と各々の責任で工夫したけれど、
お客様のほぼ全員が扇子やチラシ等で扇ぎながらのご観劇だったので、舞台上からみるとお客様があおぐ扇子が揺れる波の様で、まるで海の上でお芝居している感じ。

でも、途中熱中症で倒れたり、具合が悪くなってお帰りになられたお客様もいらっしゃらず、
大変な一日でしたが、逆に忘れられない宮津での公演に。
(実は以前『母』の公演の時は真冬だったのに暖房の故障で、これまた大変な思いをしたそうです)
観光名所や美味しい名産品もたくさんある静かないい町でした。
時々(2年に一度位は)公演できるといいですね~!

※※本日の担当:玉木役・妻倉でした※※
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『さんしょう』旅だより

安寿と厨子王伝説を訪ねて‏
七夕に、愛媛県の内子座にて初日を迎えて二週間あまり、
四国の巡演を終えて、23日鳴門から福知山に移動しました。
お昼過ぎに到着し、レンタカーを借りて、
志村さんはじめ先輩方などと8名で、
私の念願の安寿と厨子王伝説の地<丹後由良>へ。
伝説の地へ…八人衆

まずは安寿姫塚にお詣りし、親近感やら感謝やら何やら不思議な感覚で手を合わせ、
続いて厨子王が逃げて、助けられた国分寺跡…、
国分寺跡
姉弟が別れの水杯をした谷の清水がすぐ脇を流れていました。
     水杯の清水
次に、さんしょう太夫屋敷跡から安寿と厨子王の銅像のあるもみじ公園。
   安寿と厨子王の像
身代わり地蔵と太夫の首塚のある如意寺へ、
初めて拝見したお地蔵さまの慈愛に満ちたお顔と右の肩に深く刻まれた焼き金の跡に、思わず涙が出てしまいました。
身代わり地蔵尊
そして安寿が汐汲みをした浜へ…、
姉弟が死のうとした岩はあれかしら、これかしらと思いながら足を海に…。

いつか巡りたいと思っていた夢が叶って、本当に幸せな日でした。
まちなか案内人の四方さんはじめ、
ご手配下さった前園先輩やドライバーをしてくださった武井先輩など、
今日という日を下さいました全ての皆さまに心より感謝。

さて日暮れまでまだ時間があるので<天橋立>へ行こうと全員一致、
リフトに乗って振り返って見た絶景に心奪われ、
みんなのテンションさらにヒートアップ!
天橋立
恒例の「股のぞき」、ここは二度目ですが…、
私には絵心が無いせいかと解説パネルを読むと
「頭を逆さまにして景色を見ているうちに頭に血が上ってクラクラしてきて景色もぼやけて天に続いているように見えて来ます」
との解説にビックリ!
旅の中でのほんの一時ですが、忘れられない思い出が出来ました。
さて、もうすぐ千穐楽。
見てきた風景を織り込みながら、大切に演じます。

☆安寿 小林祥子:記☆
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『さんしょう』旅だより

こんにちは藤井偉策です。
『さんしょう太夫』四国最後の巡演地、鳴門です。

私は今回も奴役で、主に下手奥の語り台で太鼓や銅鑼を叩いていました。
太鼓を叩いていない時間、客席の反応が気になる時があります。
そしてチラッと客席を見ると、会員さんが真剣に観ていてくださり、
反応があるのでとても充実感のある舞台です。
今日の鳴門の会場は音の響きが素晴らしくて、太鼓の音色も格別でした。

鳴門では舞台が終わった後、搬出が45分で終わりました。
これは搬出の最短記録でした。
お手伝い頂いた皆様に感謝です。

四国で『さんしょう太夫』を観ていただいた皆さま、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。

藤井偉策:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

台風6号 直撃か!!
2~3日前から 台風情報を睨みながら、何処で何時頃に台風にぶつかるか……とハラハラ。
どうやら19日、徳島辺りで台風遭遇になりそう……。
前日18日に高知からバス移動、徳島に着いたときは風雨ともさほどでも無かったものの、
予報では明日夜には暴風圏に入るらしい、
徳島公演は18時30分開演です。
どうなることやら……

19日は朝からの土砂降りの雨に、公演はやっぱり中止か……と覚悟しましたが
「予定通り公演します」との事、
仕込みメンバーは会館へ向かいました。
夕刻には会館横を流れる川の水位も上がりハラハラ、
果たしてお客様はいらしてくださるのかしら、
電車も止まっているし、帰りはどうされるのかしら……
と、気を揉むうち開演時間が来ました。
「どうしても今日しか観劇できない。 前進座の芝居が観たい!前進座が大好きな人達です!少人数でも良い舞台をみせてください」との主催者代表の挨拶を心に、
出番を待つ私達の耳にもヒューウゥー!と風の唸る音が聞こえてきます。
強風に倒れる草花…

さあ開演!!
809席の会場。
約一割のお客様が、精一杯の拍手で迎えてくださいました。
(こんな日に芝居を観ようと80数名も会場に来てくださるなんてスゴイなぁ~。果たして自分が観客だったら来るかしら……)
俳優たちの 心の中は 感謝の思いでいっぱいです。
上演中もヒューウゥーヒューウゥーという風の音と、時折走る救急車のサイレンが聞こえてきますが、
お客様はおしまいまでジッと舞台に集中してカーテンコールの拍手も途切れず、
感動的な公演になりました。

終演後、タクシーがつかまらないので歩いてホテルに帰ることになり、私はずぶ濡れ覚悟で別の服をビニール袋に詰め外に出ましたが、ちぎれた木々の枝が散乱してはいるものの暴風雨という感じは無く、車も人も居ない街を歩いて無事ホテルへ帰り着きました。
明くる20日は昼公演。
のろのろ台風ですので小雨まじりの一日でしたが、
恒例のお持て成し「讃岐うどん」を頂きエネルギー満タン、
満席のお客様での公演となりました。
讃岐うどん  みんなでいただきました!

徳島の皆様ありがとうございました。
四国の皆様、水の被害、お見舞い申し上げます。
『さんしょう太夫』の公演は950回を越えました。
これまでも台風や爆弾騒動など色々なことがありましたが、
休演になったことは無いんですよ(笑)

前園恵子:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

夏バテとかますの大群
暑い日がつづいていますが、みなさんお元気ですか?
夏バテ中の寺田昌樹です。

『さんしょう太夫』巡演も折り返し地点を過ぎ、今日から後半戦となります。
私は今回、“宮崎の三郎”という船頭と、“国平”という太夫の奴(やっこ)を演じます。
話せば長くなりますが、一口で言うと、宮崎の三郎はとても悪いやつです。
よく交流会などで自己紹介すると、必ず「あ、あの悪い人だ」とか、「人でなし!」「極悪人!!」などと後ろ指をさされます。
一方、国平はうって変わって心の優しい人物です。
一つのお芝居で善人と悪人を両方を演じられるのは珍しいですが、そのギャップも楽しみながら演じさせていただております。
宮崎の三郎   国平

さて、この日は高知県須崎市での公演。
こちらの主催者さん達から 心のこもったお食事をいただきました。
おむすびにソーメン、肉じゃが、サラダ。
そして圧巻が港町須崎の名物かます。
その焼き物が丸ごと一匹づつ。
この豪華な料理とかますの大群に圧倒されっぱなし。
おいしいパワーを沢山いただき、これで夏バテもなんのその。
みなさんの力に本当にささえられていんだと改めて痛感しました。
お通し①  お通し②  お通し③

お通し④

公演もあと半分。
パワー全開で次の巡演先に向かいたいと思います。
夏バテなんてしている場合じゃないぞ!

寺田昌樹:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

「旅だより」というよりも…
よくぞこれまで上演したものかと感慨深いものを痛感する次第であり、
初演からを振り返ってみたいと思います。

1974年大阪天王寺会館にて初演。
その年は2回公演のみでした。
翌年秋、文化庁芸術祭参加作品として労音会館にて上演。
『さんしょう』基本セット
私はその時からの参加になります。
前半は楽器(太鼓、〆太鼓、ドラ)、後半は語りを担当。
この作品は役者が説経師を、そして説経師があんじゅ、厨子王、太夫、二郎、三郎、こはぎなどの役を演じるといった舞台構成になっています。
私はこの“語り”を、1975年から今公演までの36年間、語らせて頂いています。
全体稽古が終わっても、相方の前園氏とは夜中まで語りの稽古をしました。
今となってはそれが財産となっています。
しかしじっと座って舞台を注視しているのも、つらいものをおぼえる年になりました。

この芸術祭参加で『さんしょう太夫』は優秀賞を頂きました。
又、東京都児童演劇優秀賞、児童福祉文化賞、斉田喬戯曲賞も受賞。
当時は「よんしょう太夫」と騒いだものです。
そして昨年、名古屋演劇ペンクラブ賞をも頂くなど、うれしさかぎりなし。
思い出すことも数々。

その1
同時期に『さんしょう太夫』を二班、A班・B班つくった事。
おかげで700回記念はA班が30分早い公演で、私たちの班は701回目となりました。
その2
沖縄公演の時は、公演中に当初予定にはなかった学校で公演が数校決まり、ありがたい喜びの声。

今回、四国高知で952ステージとなりました。
おかげさまで来年の秋には1000回公演予定。
まだまだ思い出すことはかぎりなし。
私の「青春時代」の一ページを飾らせてもらっています。
ではまたの機会に。

奴・語り 武井 茂:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

出戻り二郎
皆様こんにちはー!
佑一郎です。

2年ぶりに『さんしょう太夫』班に帰ってきました。
今回も二郎を勤めさせていただきます★
出戻り二郎
以前やっていた役をもう一度やれるのは有り難い事です。
2年の間、色々な役を勤め重ねてきた後に同じ役をやる。
どう変化出来てるか楽しみながら二郎を勤めています。

また、国内では一年ぶりの巡演。
四国はホテルや会館の側にお城があり、
朝から周りを走って、その土地を楽しんでま~す。

さあ、今日も劇場で皆様と素敵な出会いがしたいで~す!

高橋佑一郎:記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『さんしょう』旅だより

皆様、こんにちはー!!
生島喜五郎です。

11日に松山市民劇場さん主催のひめぎんホールでの公演を無事終えました。
『さんしょう太夫』を、前進座は900回以上公演してきていますが、実は僕、この巡業が初参加なのです(^_^)v
初めての参加は僕だけなので、毎日本当に緊張感いっぱいで頑張ってます。

ところで、
この『さんしょう太夫』の初演は、大阪・天王寺の清風高校主催の公演だったそうです。
びっくりしました。
実は、僕、大阪出身で、中学・高校とその清風学園に通っていました。
真言宗の空海を教えとする仏教学校で、毎朝礼で、般若心経を唱えるんですよ。
あーなつかしいなぁ・・・、僕も唱えれるんですよぉ。
まぁ、そんなこともあり、『さんしょう太夫』には何か特別な縁があるのかなと思っています。
巡業は28日まで。
これからも頑張ります!!

生島喜五郎:記
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