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『解脱衣楓累』だより

          たいとる


 古来、上手くない役者のことをダイコンと呼ぶ。
また「大根といわれるまでの難しさ」とも言う。
 ヤブ医者にも届かないタケノコ医者があるように、
大根役者といわれてやっと土俵に上がったことになるもののようでもある。
何故ダイコンがまずい役者の称号になったかというと、
その芝居が“当たったためしがない”、
つまりお客さんに来て貰えないからだそうな。


尤も、民藝の宇野重吉さんは、書いておられる。
「全く馬鹿げた話だ。
煮て良し、干して良し、生で良し、しかもあの奥ゆかしい味の良さ、
大根役者にこそ私はなりたい。」(『大根』)


 何と一緒に食べても当たらない大根に引き換え、
当たる方の横綱格が西瓜。
 江戸から伝わる“喰い合わせ”は、科学的根拠には乏しいようだが、
“天麩羅と西瓜”“秋刀魚と西瓜”などにその顔を出している。

 『四谷怪談』では、南瓜(かぼちゃ)がお岩様の顔に変わるが、
『解脱の累』に出てくるのは、西の瓜、スイカの畑。
 こっちは怖い場面じゃなく、南北さんのもう一つの顔、
茶目っ気たっぷりの喜劇作者の面目躍如。
 歌舞伎狂言にスイカが出てくるのは珍しいが、
矢張り当たらない大根畑より、大当たりの西瓜は縁起がいい。
酸いか甘いか劇場で御堪能ください。


         と カイワレ役者記す 
                               松涛喜八郎
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『解脱衣楓累』だより

解脱衣楓がさね

かさねさんという幽霊と初めて出会ったのは、学生時代。
近世(まァ江戸のこと)文学の演習(ゼミ)。松尾芭蕉の東北紀行『奥の細道』だった。

紀行と言っても『奥の細道』はノンフィクションではない。
首尾一貫した芭蕉翁の世界。
事実でも要らないものは削るし、その逆も。
曽良という軽い名前の弟子が途中まで行を共にして“随行日記”を残している。
これと照らし合わせて事の実否を検証するのだが、“この項随行日記になし”と註がつく所が随所にある。

馬上の芭蕉と曽良に追いすがる二人の童。女の童の名を聞くと「かさね」。
曽良は詠んだ
 
 かさねとは 八重撫子の 名なるべし

ゼミの担当者は、かさねという有名な幽霊が居るので、曽良は一瞬ドキリとしたのではないか、
と説いた。
かさねなどという幽霊を聞いたこともなかった私はヘェーと思ったが、
お岩さまが登場するまでは、かさねは女幽霊の第一人者。

現在では、鶴屋南北さんの清元『かさね』、そして明治になって三遊亭圓朝が書いた『真景累が淵』が知られている。
『真景―』は、幽霊なんて神経が見させる幻ですよと言う圓朝の洒落だが、その実これでもかという因果物語が展開する。
先ごろも映画になったのはそのごく一部。

尤も『奥の―』当時は、実説のお累(るい)さんの事件から20年後。
まだ舞台に取り上げられる以前。
彼女と同じ説を、他で聞いたことはない。
尚この部分、曽良の“随行日記”には全く存在しない。

撫子は、国太郎の紋。
累を演じる当代國太郎に因んで撫子紋の簪が活躍します。

 撫子や 昔ながらの 河原咲き

八重撫子の花言葉は、燃える愛とか。



初日まで五七日、35日に迫りました。    喜八郎☆記
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『解脱衣楓累』だより

ふたたび「累」供養 
「怪談」ものの上演の際には、実説でご不幸となった方の御霊を供養して、
公演の無事と安全を祈願するのが習わし。
『四谷怪談』では、四谷「お岩稲荷」に出演者が出向くことはよく知られています。
法蔵寺供養1
このブログの既報にもありますが、
7月4日には、圭史・矢之輔・菊之丞・國太郎・広也らが、制作発表と合わせて、
東京目黒の祐天寺で累供養をして参りました。
祐天寺の「累塚」は、清元舞踊『かさね』を拵え直した昭和初期の名優らによる建立ですが、
茨城県常総市には、なんと実説の「累一族」(累、与右衛門、ほか)の本物のお墓があるのです!

その墓所である法蔵寺に、累役の國太郎、与右衛門役の矢之輔が供養に行ってきました。
『解脱衣楓累』は、物語の後半、羽生村なる所に人物たちが集い、
大詰で、絹川(鬼怒川)堤で大立ち回りを繰り広げるのですが、
常総市には現在も「羽生町」という地名が残り、
鬼怒川は今でも大詰の「書割」(舞台の背景画)と見紛うほどの素朴な風景を残していました。
黒の紋付を着込んだ國太郎と矢之輔のほかには、
営業所員と地元の新聞記者、住職を合わせて5名だけの簡素な供養でしたが、
ひっそりと永らえている累の墓と幻になりかけた『解脱』には、ふさわしい供養だったかもしれません。
法蔵寺供養2
「芳三郎さんにはかわいがってもらいました」とおっしゃってくださった住職の豊島克己先生に、
祐天上人が悪霊の「解脱」に用いたという数珠と曼荼羅を出していただき、お話をうかがいました。
矢之輔の法蔵寺訪問は初めて。
興味が尽きないといった様子で、住職と民衆信仰や芸事について談義を交わしておりました。
國太郎は、初演時に父芳三郎と一家で訪問済み。
「累一族の坐像を当時はただただ怖く感じたものでしたが、やさしいお顔にも見えたのは、月日を経て、私がそれだけ(累の心情に)近づいてきているのかしら」とのこと。

法蔵寺を後にして、常総市役所に長谷川典子市長を表敬訪問。
歌舞伎が好きだという市長は、過去に前進座を何本か見たことがあるのだそう。
「累の話を若い人が知らなくなってきている。地元の話なので、応援しますよ」
とエールをいただきました。

「累伝説」自体は陰惨なお話ですが、
そこから生まれた作品は、歌舞伎、浄瑠璃、落語、どれをとっても伝統芸能の一級品。
前進座の『解脱衣楓累』も一級品になるよう精進して参りますので、地元の方々にご見物賜りたく。

東京営業所 林 記
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『解脱衣楓累』だより

              解脱衣もみじ
        モミジ?


 “モミジする”とは‘紅葉’だけじゃなく、
‘黄葉’‘褐葉’、つまり葉が黄や茶色に変わるイチョウやナラ、カシワなども含めて、秋の野山の装いのこと。
いつしか代表選手の楓をモミジと呼ぶようになりました。

 ♪秋の夕日に照る山モミジ♪
四年生で習う唱歌も♪赤や黄色の色様々に♪というように
様々なモミジ。

 二番の結び♪水の上にも織る錦♪は、
正に“竜田川”―『累』に出て来る浴衣の水に紅葉の模様そのもの。

 楓は世界中に100種類もあるそうで、そのうち三分の一くらいがわが国で色づきます。
 ヤマモミジ・イタヤカエデなどと名が付いていますが、
モミジとカエデと区別があるわけではありません。みんな同じカエデ目カエデ科。
名を付ける時に適当にどちらかになっているだけ。

 ちなみに鳥の方でも、ワシとタカとは同じ種類で、区別はないそうです。

 モミジのような小っちゃな手なんて申しますが、
まだ乳飲み子の男の子も『累』の大事な登場人物です。

              王子動物園のモミジちゃん
 初日まで39日。           記☆喜八郎 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『解脱衣楓累』だより

         解脱ノきぬ楓累


 水に紅葉の竜田川。
 序幕、鎌倉の夏祭にヒロインお吉が着るのが、
水に紅葉をあしらった“竜田川”の着物。

 49日後、この竜田川の着物が大事なキーになって来ます。
 あんまりネタバレするのも何ですから、この位にしておいて。
で、“衣”の字が真ん中に居座ってるわけです。

 この国にはキヌギヌてぇ綺麗な言葉がござんして、
キヌギヌの別れ、キヌギヌの文なんて洒落たモンです。
 普通は後朝と書きます。
男女が会った翌朝のこと。
衣々とも書きます。
それぞれ自分の衣を着て別れていく様が
言葉の始まりとか。

 こういう逢瀬を重ねる有名な恋人たちが、歌舞伎の世界には沢山います。

 お七・吉三―火事を起こした八百屋お七とその恋人のお小姓さんですね。
 お染・久松―油屋のお嬢様とお店の丁稚さん。
 他にもお園・六三とか、お夏・清十郎とか、権八・小紫とかとかとか。

 何故か女性の名前が先。
これが沙翁なら
“Romeo and Juliet”や“Antony and Cleopatra”になるわけなんですが。
わが国では女性上位。

 この恋人たちが、手を変え品を替えて様々な狂言に登場します。

 南北サンが五回も描いた
“累・与右衛門”は勿論、もう一組の
“小さん・金五郎”(噺家じゃないですよ)も
人口に膾炙(かいしゃ)したゴールデン・カップル。

 この二組に、歌舞伎初登場の“お吉・空月”が加わって
大南北先生会心の『解脱衣楓累』が生まれたのでした。

 許婚のお吉たち、恋人同士の小さんたち、夫婦者の累たち、と立場も多彩。
 
 あ、夫婦者でよければ『解脱-』には、もう1カップル出てきますね。
“おとら・長太”……どんなカップルかは、錦秋公演のお楽しみ。へへ・・・


                                喜八郎☆記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『解脱衣楓累』だより

             げだつノ衣楓累

 さて、古人が苦労して編み出した本外題
『げだつのきぬもみぢがさね』。

 どういう意味かなどということは、
大南北先生ご本人か、
篤学の士にお伺いを立てりゃあ、
表裏十重二十重に仕組まれた
深遠なる言われ因縁故事来歴、
隠された洒落やら仕掛けやらが
ある事でござんしょう。

 セツなどのアレコレ口を挟むところじゃあゲエセンが、
まぁ表の表のほんの薄っぺらだけ、この本外題を
イヂクってご覧に入れましょうか。


 ものの名前をつづめて呼ぶのは気の短い江戸ッ子の得意とするところ。
芝居の外題もよく省略して申します。

 『女殺油地獄』なら『油』とか『オンナコロシ』とか、
『サチとキチと青いサンタと』なら『サチ・キチ』とか。

 『解脱衣楓累』の場合は、
『解脱』とか『累』、時に『解脱の累』なんて呼んでました。

 ちなみに、座でも上演されている歌舞伎十八番に『解脱』というのがあるのですが、
近年上演されていないので混同することなく通称されておりました。

 先ずは その“解脱―げだつ―”。

 “解き脱ける”と書く如く、束縛や執着から解放されること。
そこから成仏と同じ意味に使われることもあります。
 「49日のその間、魂魄この土に留まりて…」と台詞にもあるように、
霊魂がこの世を去るのがこの日。

 三組の恋人たちが入り乱れる『解脱衣楓累』ですが、
幕開きから登場するのがお吉・空月のカップル。

 心中未遂でお吉さんが命を落とす発端から
ドラマティックな大詰めまで、七七・四十九日間の物語。

 袈裟のことを“解脱服(げだつふく)”などと呼んだとか。
“解脱衣”の外題は、袈裟を着た空月のことをも匂わせていたのでしょうか。

 お吉の許婚、空月サン、この芝居の中でも
解脱とは一番程遠いヒトですが。

とは言え、こと芝居ってモナァそういうヒトが出て来てこそ、
面白くなるモンでして・・・。



                                喜八郎☆記 ※前進座メールマガジン会員募集中です!チケット先行受付・プレゼント企画など、メルマガ会員限定のお得情報が満載。★登録・購読もちろん無料★ 【前進座メールマガジン】⇦登録はこちらから空メールを送るだけ。

『解脱衣楓がさね』便

         今宵はガングロ

  夏真っ盛り、終日歩き回っていると日に日に陽に焼けて顔の裏表がわからなくなりました。

 今日もお客様のところに向かっている途中、道の両側の赤い幟に“於岩稲荷”の文字。ここは四谷左門町。
        二つの於岩稲荷
 まさかに素通りも出来ず、とお詣りした直後に階段を踏み外し、残りは右足を引き摺って回ることになりました。

 『累』劇中、累さまが怪我をするのが左目、右足。初演の芳三郎さんも上演の度に、打撲やら捻挫やらで右足を負傷していました。
 お岩さまよりかさね様の所にお詣りに来いと言うことか知らぬ。
尤も、日々の行脚で靴裏の滑り止めがすっかりチビて居たのも事実。

 さて、更新を怠けている間に初日まで九七日―9週間を割ってしまいました。
かさね様に怒られたのはこっちの事かな。



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『解脱衣もみじ累』だより

  キンイロヨマタのチョン 

 昭和初期、
『四谷怪談』や『佐倉義民伝』の映画を上映する際には、
上映館のロビーに主人公をまつる祭壇が置かれ
一帯に線香のかおりが漂った。
とは稲垣浩監督のエッセー集に記された情景です。

 前進座映画『股旅千一夜』や
翫右衛門・梅之助ら出演の『風林火山』を撮った
稲垣浩監督の随筆集には、往年の映画界の意外なエピソードが詰まっています。

 『題名は映画の命』は、
観客に足を運んでいただくために
会社と監督が如何に知恵を絞って題名を考えたか、
そのせめぎあいを回想した一文。


 『忠臣蔵』は今でもみんなが知っている。
けれど、明治時代に最強の題材だった尾崎紅葉の名作は、
昭和初期に絵看板を見た観客が
「『キンイロヨマタのチョン』て何や?」と首をひねった由。

 歌舞伎の本外題(ほんげだい=正式題名)も難読のオン・パレード。
奇数に収めたり、縁起を担いでいろいろな制約の中で判じ物のような題名が並びます。

 痛快喜劇『法界坊』の本外題は、
『隅田川続俤』は“すみだがわ ごにちのおもかげ”。
“続”一字で“ごにち”と読ませます。
 一方、『加賀見山再岩藤』“かがみやまごにちのいわふじ”では、
“再”で“ごにち”。

 累さまを描いた『色彩間苅豆』は、“いろもよう ちょっとかりまめ”。
“間”と書いて“ちょっと”と読める人はマズ居ません。

 この秋上演の『解脱衣楓累』 “げだつのきぬ もみじがさね”なんかは、
ごく素直な方の外題です。

 どうぞ今から“げだつのきぬもみじがさね”“げだつのきぬもみじがさね”を御贔屓に。

                     喜八郎☆記



え?キンイロヨマタのチョン?
『犬夜叉』という漫画があるから、ヤシャは今の子供の方が平気で読めるかもしれませんね。
でもコンジキは無理でしょうか。
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『げだつのきぬ楓累』だより

                

          46000日

雷門と御開帳予告
 
 昨日今日、浅草寺は“四万六千日様(シマンロクセンニチサマ)”。
この日に詣れば、46000日参詣したのと同じ、という意味。

 一年360日、十年で3600日、46000日は100年に一万日のおまけが付く。
もう生涯お詣りしなくていいことになるが、そう計算づくではなく、江戸っ子にとっては年中行事。
 この日、境内に立つほおずき市は夏の風物詩。
五重塔見学は、公会堂のロビーがベスト・ポイント


 雷門にほど近い浅草公会堂の前にあるスターの広場には200名余のスターの手形が埋め込まれています。
 この中に前進座創立メンバーの手形もあります。 この中に翫右衛門・国太郎の手形が・・・



 新生『解脱衣―』は、9月26日名古屋で幕を開けて、神戸、大阪、吉祥寺を巡り、
10月25日のここ浅草で取り合えず幕を閉じます。

 浅草寺はその頃、本堂落慶(再建)50周年記念大開帳の真最中。

 開幕まであと77日です。

                       喜八郎☆記
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『げだつの衣楓累』だより

 七夕の一日如何お過ごしでしょうか?

 梅雨明け前線が着々と北上、ここ吉祥寺も本格の夏を迎えています。
 素敵なお芝居に、と意気込んでおりますが、映像と違って後に残らないのがお芝居。

 その場でご覧になったお客さまにだけ楽しんだ心が残ります。

 怪談芝居の第一人者・鶴屋南北先生は、コメディ・シーンもお手の物。
『解脱ー』でも、一面の西瓜畑で抱腹絶倒のシーンが繰り広げられます。

 “『解脱ー』が多くのお客さまと出会えますように。”
短冊に書くだけでなく、みんなで足を棒にしています。

 『解脱ー』開幕まであと80日

 暑~い夏を乗り切って、
 楓(もみじ)の色付く頃
お目に掛かります。

 
                     記★喜八郎 
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『解脱衣楓累』だより

出演者と会見司会の西川かずこ:祐天上人墓所前で
 『法然と親鸞』中国地方の旅を無事打ち上げ、広島から帰京しました。

 重ねてご覧頂いたお客様からは、また面白く深くなっている、とのお言葉を頂きました。
 昨年七月初演からお支え下さったお蔭様で、92ステージを上演させて頂きました。有難うございました。
 
 これから大阪、東京、全国各地に『法然と親鸞』が伺います。
次回は11~12月九州の旅でまたお目に掛かります。今後ともよろしくお願い申し上げます。


         もう一人の担当、松涛喜八郎でした。

  ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆☆☆ ☆☆ ☆☆

 さて、七月四日、東京初の真夏日の中、『解脱衣楓累』記者発表が行われました。
 《会見の内容は、新聞各紙や『月刊前進座』をご覧ください》

 処は、累さまを解脱に導いた祐天上人ゆかりの浄土宗明顕山・祐天寺。
出演者一同、地蔵堂で公演の無事と成功を祈願しました。

 この地蔵堂の格天井には、火消しの纏が描かれています。祐天上人が芝増上寺内に創設した消防組織が、江戸町火消しの元祖と言われています。

 祈願を終えて、祐天上人の墓所と“かさね塚”に参りました。

 鶴屋南北先生、“かさね”さまはお気に入りだったらしく、趣向を変えて五度も取り上げています。
 よく上演される『かさね―色彩間苅豆(いろもようちょっとかりまめ)』もその一つ。

 埋もれていたこの名作を復活、人気狂言に仕上げた15世羽左衛門丈、6代梅幸丈、5代延寿太夫によってかさね塚は建立されました。

 楓の樹の下に佇む塚にお参りして、一同、新生『解脱衣楓累』への想いを新たにいたしました。
 
                         喜八郎:記
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